ご覧くださりありがとうございます。
明後日 4月19日(金)は
終日貸切で営業いたします。
また別日にお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入りまして、
先週の土曜日、
地酒が新入荷いたしました。

左から
亀齢・善き哉・酒屋八兵衛
飛露喜・會津龍が沢
それぞれご紹介していきます。
それでは最初のお酒です。。。

亀齢(きれい)
萬事酒盃中 純米
広島県:亀齢酒造のお酒
日本酒度:+4~+5 酸度: 1、6~1、8
相変わらず飲み飽きしない
広島県の純米酒 亀齢。
使われているお米は
麹米に八反錦、掛米に中生新千本で、
精米歩合はどちらも80%です。
もう何度も仕入れているのですが、
久しぶりにテイスティングしてみました。

上立香は透明感があって、
あまり個性が強くはありません。

舌に触れた途端に
旨みがブワ~ンと力強く感じられます。
ボリューム満点な味わい。

その後は一転して
サーッと引いていくような味の消え方。
二口目以降は
苦味が一段深くなるような感じで、
飲み進むにつれて
味に奥行きが出てくるように思います。

パワフルなタイプのお酒ですが、
癖がなく、飲み飽きしません。
辛さもきいていて
しっかりと締りがます。
今回もおすすめの食中酒です。
つづきまして。。。

善き哉(よきかな)
純米吟醸 しぼりたて生
福島県:名倉山酒造のお酒
善き哉の新酒です。
使われているお米は山田錦。
精米歩合は50%と
磨きのかかった純米吟醸酒です。

フタを開けるとワ~ッと
声が出てしまうほどの
気分が華やぐ香り高さ。
だけど嫌みがなくて
素敵です。

スタートから存在感のある旨みが
ガツンとやって来ます。

コクのある甘さに
アクセントの苦味、
そして、綺麗に溶け込んだ酸味。

甘味はきめが細かく
蜂蜜のような艶やかで、
甘さが特徴的で魅力的なお酒だと思います。

しばらくすると
いつの間にか味がキレていて、
また一口と味の確かさを
確認したくなるようなおいしさです。

生酒らしい膨らみ。
芳醇でふくふくとしたお酒です。
つづきまして。。。

酒屋八兵衛 (さかやはちべえ)
純米 無濾過生原酒 しぼりたて
三重県:元坂酒造のお酒
酒屋八兵衛の純米の新酒を
仕入れてみました。
使用米は山田錦と五百万石。
精米歩合は60%です。

澄んだ香りで、
少しだけてりのある
おいしそうな色味。

一口飲んだ感想は、
簡単に言うと、しっっっかり味。
トロトロで濃厚な旨み。
それでいてスッと切れるから驚きです。

フルーティーで
南国の果物のような風味があり、
酸味は控えめな甘さ加減。

グッと辛さが増してきて、
同時に味に深みが出てきます。
飲み進めるにつれ
味の層が厚くなってくるような印象。
辛さも増してきます。

無濾過生原酒という名前を裏切らない
充実の飲み応え。
アルコール度数も高めです。
濃い味の食べ物にも負けない
純米の食中酒です。
つづきまして。。。

飛露喜(ひろき)吟醸 生詰
福島県:廣木酒造本店のお酒
水色の綺麗なラベルが付いた飛露喜。
今回のお酒は久しぶりに
吟醸酒です。

使用酒米は
山田錦と五百万石。
精米歩合は50%です。

香りは主張が強くないのですが、
飛露喜らしい清らかさは
今回のお酒にも感じます。

酸味が先行して、
一拍遅れて甘味が追い付くような第一印象。
お米がかなり磨かれていることが
よくわかる綺麗さです。

舌の上で転がすと、
何に似ているかは答えるのが難しいですが、
滑らかでフルーティーな風味が出てきます。
少しの苦味で締り、
味にメリハリがついて、
サーーーッと引いてきます。

透明感があって、
口をつける前に感じた清らかさは
イメージ変わらず。
上品なお酒に仕上がっています。
つづきまして。。。

會津龍が沢 (あいづりゅうがさわ)
純米大吟醸 生原酒
福島県:榮川酒造のお酒
榮川さんの新シリーズ
會津龍が沢。
今回仕入れた純米大吟醸は
初入荷の銘柄です。

使われているのは
地元で契約栽培にて育てられた
美山錦で、全量で用いられています。
精米歩合は45%の
大吟醸です。

清楚で凛とした華のある
芳しい香り。
舌の上でわずかにとろみを感じます。

まんまるな甘さと透き通る酸味が、
見事にとろけ合った柔らかな味わい。
やや凝縮感のある旨みは、
アルコール度数17度に納得ですが、
終始とても綺麗で飲みやすく、
榮川さんこだわりの
名水が頭に浮かびます。

後味はほんのりと甘く、
喉の奥はジリリと辛いです。
高級感があって
上質さがとてもよく伝わってきます。
この価格に驚きの
純米大吟醸酒です。
・・・と本来ならここで
今回のご紹介は終わりなのですが、
写真に加えるのを忘れてしまったのですが、
鈴木酒造店産のゴールデンスランバが
再入荷いたしました。
簡単にご紹介しておこうと思います。

磐城寿(いわきことぶき)
ゴールデンスランバ
きもと造り 純米吟醸生酒
山形県:鈴木酒造店のお酒
今シーズン2度目の入荷の
ゴールデンスランバ。
先日ご紹介した際に、
今年の出来が
例年に輪を掛けて素晴らしいと
お伝えはしたでしょうか?
あくまでも私の主観だったのですが、
実際、おかわりしてくださる方が多く、
多くのお客さまから好評です。
そういうわけで、
再度仕入れることにしました。
前回入荷時の記事はコチラです。

味に丸みがあって甘酸っぱく、
出だしから魅力が溢れます。
旨みが一番分厚くなったときに
スマートに現れる苦味で
さらに一段、味に幅が加わった後で
一気に締まる絶妙な流れです。

後味はスッキリ。
おかわりされる率が高いのもうなずける
癖になるおいしさ。
引き続きおすすめです。
今回は写真の5本のお酒と
再入荷のゴールデンスランバを
ご紹介いたしました。
気分とお好みで
お召し上がりください。