ご覧くださりありがとうございます。
臨時休業のお知らせがあります。
明日 5月12日(日)は
臨時休業いたします。
また別の日にお待ちしております。
ご検討、よろしくお願いいたします。
さて、
少し日数が経ってしまいましたが、
5月4日(土)入荷分の
地酒3本をご紹介していきたいと思います。

左から
松の寿・亀甲花菱・南
それぞれご紹介いたします。
最初のお酒です。。。

松の寿(まつのことぶき)
純米生酒 とちぎ14 29BY
栃木県:松井酒造店のお酒
日本酒度:+2、5 酸度:1、25
銘柄は異なりますが、
松の寿のお酒としては
2回目くらいの入荷です。
当店ではちょっと珍しい
栃木県の地酒です。

使われているのは
初めて聞く酒米 とちぎ14。
こちらのお米が
全量で使用されています。
超軟水の自家湧水も
こだわりの一つとして、
仕込み水に用いられているそうです。

甘味先行型?
フルーティー?
酸味?と様々なはてなが
頭を駆け巡った結果・・・
『控えめな華やかさ』
という感想に至った
芳しい上立香。

ごくごくわずかながら
シュワッとした舌触り。
甘酸っぱくて
コクのあるタイプで、
濃厚でふくよか。
苦味を感じた後、
静かに引いていくような流れです。

旨みは力強くて
飲み応えがあるお酒。
飲んでいる途中で、
頭にレバーが浮かびました。
濃い味の食べ物にも負けない
太さがあります。

後味は甘苦く、
ほんのりと余韻を残します。
つづきまして。。。

亀甲花菱(きっこうはなびし)
純米吟醸 無濾過生原酒 中取り
埼玉県:清水酒造のお酒
久しぶりに仕入れた
埼玉県の亀甲花菱。
とっても小さな蔵元さんの
出荷量が少ないお酒です。
純米吟醸となっていますが、
精米歩合は50%です。

メロンや瓜を連想させる香り。
お口に入れた途端に一気に広がる
コクのあるしっかりとした口当たり。
早い段階で膨らんで
旨みを存分に楽しんでいただけます。

骨太で味わいのあるお酒ですが、
濃厚というのとは
また少し違う気がして
表現が難しいです。
味から受ける印象として、
アルコール度数が高そうと思って
確認してみたら、
17~18度とのことで、
すんなり納得の充実具合。

りんごのような甘味と爽やかさも
魅力が光って好印象です。
旨みが広がったら
グッと辛さが増して、
スーーーッと消えていきます。

味の広がりに比例して
香り華やぐお酒ですが、
味が香りに負けることはなく、
おいしく飲み進めていただけると思います。
二口目は果実感のある甘味が
増したように感じましたが、
徐々に出てくる苦味と融合していき、
辛さへと味が深まっていきました。
キレはサクッと軽く、
後味には辛さがピリピリと残ります。
今回最後のお酒です。。。

南(みなみ)
純米 無濾過中取り 生酒
高知県:南酒造場のお酒
日本酒度:+8、0 酸度:1、7

こちらも久々の入荷です。
使用酒米は
松山三井(まつやまみい)。
精米歩合は60%の純米酒です。

酵母は高知酵母で、
酒どころ高知県らしい内容。

フルーティーで甘さのある香り。

酸味のきいた口当たり。
甘味は意外にも控えめです。

舌の上で早いうちから
刺激的な辛さが感じられ、
存在感のある旨みと辛さが
綺麗にマッチして味わわせます。

後味はスッキリと軽め。

高知の地酒なので、
どっしりとしていると思いきや、
バランスが良くて、
味がありつつ
軽快なお酒に仕上がっています。
今回は産地の違う
3本のお酒をご紹介いたしました。
いずれもここしばらく
入荷がなかったシリーズなので、
大変おすすめです。
是非お召し上がりください。