こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
今日はお天気が良いのに
暑さも厳しくなく、
この頃にしては過ごしやすいお日和。
夜、お客さまと外に出ると、
気温が下がったように思いますね~
というお話になるようになりました。
キャンペーンページでも
お知らせしておりますが、
夏限定メニューのはも鍋の
シーズン終了がそろそろ近づいていました。
今現在、
9月初旬頃までのご提供を
予定しております。
今年ははも鍋が例年に増して人気で、
多くのご注文をいただいております。
売切れの日もありますので、
お決まりでしたら、
事前にご予約をいただけましたらと思います。
ご注文は二人前からです。
よろしくお願いいたします。
さて、
本題に入りまして、
今回は8月19日(月)入荷の
4本のお酒をご紹介していこうと思います。
左から
酒屋八兵衛・天明
会津中将・泉川
それで最初のお酒です。。。
酒屋八兵衛(さかやはちべえ)
山廃純米酒
三重県:元坂酒造のお酒
三重県でお気に入りの地酒
酒屋八兵衛の山廃のお酒。
使われているお米は
三重県産の五百万石と山田錦。
精米歩合は60%の純米酒です。
山廃らしいパワフルな香り。
しっかり芳香です。
酸味と発酵感が漂う上立香は、
お口の中でも香りが変わらず、
そのまま大きく膨らみます。
味も濃厚で、
とても柔らかな酸味の後で、
骨太な旨みが甘味と一緒に広がり、
お口の中は香りと旨みでパンパンです。
そうでいながらシュッとキレて、
辛さの後、甘い後味が残ります。
山廃ならではの酸味がきいていますが、
角がない、柔らかな仕上がりです。
旨みたっぷり。
燗酒もおすすめの銘柄です。
つづきまして。。。
天明(てんめい)
赤磐雄町 純米1回火入れ
福島県:曙酒造のお酒
こちらは
地酒屋さんの頒布会商品です。
ヨーグルト味の日本酒リキュール
スノードロップも造られている
曙酒造さんのお酒。
使用米は赤磐雄町。
精米歩合は65%です。
鼻を近づけたときの香りは
あまり強くはありませんが、
かすかにスモーキーな香りがします。
抜群に柔らかい口当たり。
鼻に香りが抜けると、
ややしっかりめの苦味と旨みが
お口に充満してきます。
キレはサッとスムーズなタイプ。
ラベルによるイメージもありますが、
大人なお酒です。
甘さは控えめですが、
飲みやすい部類に入ると思います。
旨みに厚みがあるお酒に
仕上がる傾向の雄町が
贅沢に使われていますが、
それほどガツンとしていない
柔らかな口当たりやキレの良さから、
雄町のお酒としては
少し軽めな印象を受けました。
あまりお好みを問わず、
多くの方に召し上がって
いただけそうです。
冷やしてご用意していますが、
グラスに注いで時間が経ち、
ちょっとぬるくなっても
おいしく飲んでいただけそうな味わいです。
つづきまして。。。
会津中将(あいづちゅうじょう)
純米原酒
福島県:鶴乃江酒造のお酒
こちらは会津中将さんが
阪急百貨店での
直接販売に来られた際に
購入してきたお酒です。
普段はなかなか入荷しないものの、
当店の好きな銘柄です。
使われているのは
会津産の五百万石で、
精米歩合60%の純米酒です。
香りはスッキリしつつも、
アルコール度数の高さを
何となく予感させるような、
濃厚さを感じる香りです。
期待を裏切らない
しっかりめの口当たり。
まろやかな甘さ、
酸味がとても綺麗に
融合しています。
最初は酸味に存在感があるのかと
思いましたが、スルスルと
早い段階で酸味は引いていき、
滑らかで艶のある甘さが
心地よく残ります。
そこに充分に膨らんでくる旨み。
苦味は控えめに思います。
喉越しでもう一度
今までで一番の果実感が芽を出し、
スッとキレて、後味は柔らかな辛口。
香り味共に、
原酒らしいふくよかなお酒。
充実の味わいですが、
味の流れの波がスムーズで
気持ち良く流れるので、
一口一口おいしく味わいながら
召し上がっていただけると思います。
なくなり次第終了ですが、
なくなるのが惜しい一本です。
今回最後のお酒です。。。
泉川(いずみかわ)
純米吟醸
福島県:廣木酒造本店のお酒
飛露喜でもお馴染みの
廣木酒造本店さんの泉川。
以前にも書きましたが、
大阪では飛露喜の方が
銘柄としての知名度が
高いかも知れませんが、
地元では泉川の蔵元さんと
言われることも多いと聞きました。
居酒屋紀行みたいな番組で、
福島県のお店が紹介されるときには、
番組内で紹介されていたり、
冷蔵庫に並んでいるのは
泉川の方が多いように思います。
今回の純米吟醸も
飛露喜が販売される前から
リリースされている
古株の銘柄だそうです。
そんな泉川ですが、
こちらも飛露喜と同じく、
県外では希少銘柄。
使用米は五百万石、
精米歩合は55%です。
香りは控えめ。
口に入れると一瞬甘くて、
甘さが続くのかと思いましたが、
活き活きとした酸味が
グングンと大きくやって来ます。
甘さは本当に最初だけで、
そのあと酸味と混ざって
甘酸っぱくはならず、
酸味に苦味・辛味が加わってくるような
味の展開です。
辛さの程度は+2~3くらいにの予想。
キレはバサッと軽快で、
後味サッパリ、少~しだけ辛口。
これは食べ物によく合いそう!
飲み飽きせず、
長く地元で愛されるのがわかります。
個性的すぎず、
派手なお酒でもないですが、
食中酒として良い仕事をすること
間違いなしです。
今回は4本のお酒をご紹介いたしました。
ついこの前までは、
4本や6本、多ければ8本くらいを
一度にご紹介したりしていましたが、
この頃、一回の入荷が小数でしたので、
久々の4本、長く感じました。
次回は一本、
花さくらをご紹介いたします。
ひきつづきご注目ください。
よろしくお願いいたします。