大阪市西区新町にある居酒屋 新鮮処ととろ 旬の食材と地酒をご用意し、年中無休で皆様のお越しをお待ちしております

大阪市西区新町の居酒屋は新鮮処ととろ

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地酒

地酒

当店では季節ごとに全国より様々な銘柄の地酒を厳選して仕入れております。
小さな蔵元のお酒や珍しいお酒など、銘酒をご提供できるよう努めております。





富誉咲お披露目 飲み比べ



≪ただいま入荷中の地酒≫

2025年8
月1日 更新
※期間限定でお得な地酒の飲み比べセットが登場!

画像の説明 福島県の地酒

会津中将
(あいづちゅうじょう)
夏限定吟醸酒 R6BY
グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 兵庫県の地酒

播州一献
(ばんしゅういっこん)
純米 夏辛

グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 広島県の地酒

天寶一
(てんぽういち)
純米酒 Spicy
夏潤
グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 福島県の地酒

夢心(ゆめごころ)
純米 無ろ過生原酒
中垂れ おりがらみ

グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 福島県の地酒

花泉(はないずみ)
純米吟醸酒 にごり酒
グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 埼玉県の地酒

神亀(しんかめ)
純米酒 生酒
グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 兵庫県の地酒

富誉咲(とよさき)
純米大吟醸
グラス90ml
片口徳利1合
600円
1,200円
画像の説明 長野県の地酒

こんな夜に・・・
(こんなよるに)
山椒魚 純吟 直汲み生
グラス90ml
片口徳利1合
650円
1,300円
画像の説明 福島県の地酒

ロ万(ろまん)
純米吟醸 一回火入れ
グラス90ml
片口徳利1合
650円
1,300円
画像の説明 山形県の地酒

上喜元
(じょうきげん)
純米吟醸 4SEASONS
夏 限定品
グラス90ml
片口徳利1合
650円
1,300円
画像の説明 滋賀県の地酒

七本鎗
(しちほんやり)
夏純 吟吹雪
グラス90ml
片口徳利1合
650円
1,300円
画像の説明 広島県の地酒

雨後の月
(うごのつき)
涼風 純米吟醸
グラス90ml
片口徳利1合
650円
1,300円
※表示価格が税込価格です
お支払いは現金のみ対応しております




地酒のご紹介

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【再試飲】その後のお酒②

カテゴリ : その他
引きつづきご覧くださり
どうもありがとうございます。

今回は、
若乃井と辰泉をご紹介していきます。



それでは一本目のお酒です。。。


わかのい


若乃井(わかのい)
春宝 特別純米酒 本生
  山形県:若乃井酒造のお酒
  日本酒度:±0~+4
  酸度:1、4


入荷日は3月6日。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。

美山錦使用、
精米歩合は60%の特別純米酒です。


綺麗な甘味


華やかだった香りは、
少しかわいらしさが出てきたというか、
人懐こいような雰囲気で、
りんごのような爽やかな香りに。

ふわりと優しく香ります。


素直で綺麗なキレ


甘酸っぱく
ふくよかに感じた序盤は、
まん丸で極上のまろやかさ。

ハチミツよりもクリアで、

水飴よりも深い、絶妙な甘味に
早くも頬が落ちていきます。


一口目で感じる
素敵な変化。


まん丸でまろやかなお酒はありますが、
女性からの人気も高そうな
ものすごく魅惑的な甘味です。

酸味は主張が強くなく、
角を持たずに溶け込んでいます。

素晴らしく魅力的な甘味に、
苦味が合わさってきます。

この苦味は、
コーヒーに苦味が欠かせないのと似ていて、
とても良い仕事をしています。

締めくくるように現れる
気持ちの良いドライさ。



春限定酒


新酒ですが、
フレッシュさは落ち着き、
味が相乗効果を経て馴染んだ
まとまりを感じます。

スッと素直なキレも嬉しいお酒です。


製造元の若乃井酒造さんは、
山形県西置賜郡飯豊町にあって、
創業は1890年(明治23年)。

管理の行き届いた自慢の雪室。
超軟水という清流野川の水。
豊富な水源に囲まれ、
雪解け水が潤す
恵まれた土地で栽培されるお米。

強みになるポイントをたくさんお持ちの
酒蔵さんです。





もう一本のお酒です。。。


たついずみ


辰泉(たついずみ)
しぼりたて純米 うすにごり生
  福島県:辰泉酒造のお酒
  日本酒度:±0  酸度:1、5


お馴染みの辰泉さんの新酒。
福島県自慢の酒米 夢の香と
コシヒカリが使われています。

うっすら薄にごりのお酒です。


旨味は増しています


入荷日は2月25日でした。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。


新酒らしさは健在


毎年仕入れる好きな銘柄ですが、
ここまで残っていることがないので、
楽しみな二度目の試飲でした。


福島の小さな酒蔵 辰泉酒造さん


香りは以前とあまり変化がなく、
スッキリと軽快な香り。

少し青っぽいフルーティーな風味が
お口の中でほのかに広がり、
果実感のある酸味とソフトな甘味が
先行する味わいです。


フルーティー


ほどなくして、
ややシャープさのある苦味が合わさり、
そこから、どんどんと伸びて奥深くなり、
飽和すると消えていくような流れです。


夢の香・コシヒカリ使用


フレッシュさは健在。

滑らかで重たさのなかったコクは、
骨太な旨味がのって、
新酒らしさと力強さの両方を
同時に味わえるお得なお酒になっています。


純米酒


前回ご紹介した2020ゴールデンスランバ、
そして先にご紹介した若乃井と比べると、
初回テイスティングと
それほど違いを感じませんので、
イメージは大きくは変わっていません。

初志貫徹の安定感のある一本です。


造っておられる辰泉酒造さんは、
会津地方全体でおよそ40蔵、
会津若松市内では12蔵と
多くの酒蔵が集まる中、
一番と言っても良いほど
小さな酒蔵さんです。

当店でもよく仕入れる
辰のイラストが描かれたお酒。

辰のイラストは社長さんの奥様が
デザインされたと伺いました。

何度かお会いしたことがありますが、
社長さんの新城さんは穏やかな雰囲気で、
あの人が造っているなら、
丁寧な仕事に違いないと思わせる
説得力のある魅力をお持ちの方です。

渾身のプロジェクトで造られる
京の華のお酒もお気に入り。

欠かせない酒蔵さんです。





今回は、どちらも春限定酒、
若乃井と辰泉を再度ご紹介いたしました。

次回は、
亀の海と國権てふを試飲予定です。

私好みの二本だったので楽しみです。
2020-04-17 18:59:00

【再試飲】その後のお酒①

カテゴリ : その他
こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。

その後、お変わりないでしょうか?


前回は、
上記メニューのお酒の中から、
現在市場で販売されている銘柄の
二度目のテイスティングの感想を
ご紹介していく旨、お伝えしました。

前回の記事の最後の方で、
國権てふは見つからなかったので
省くと書きましたが、
その後、國権てふ 純米生貯蔵酒を
市場にて見つけましたので、
國権てふもご紹介予定に加えます。
(※前回の記事は編集済みです)



それから、
お酒の経過に重要な
当店でのお酒の保存方法について
お話し忘れていましたが。。。

当店では基本的に、
全てのお酒をお酒用の冷蔵庫にて、
生酒・火入れ酒を問わず、
一定の温度で冷蔵しています。

冬の時期の火入れ酒については、
冷蔵庫に入りきらない分は、
冷暗所で保管することもあります。

あと、お酒用の冷蔵庫が
実はもう一か所あって、
そちらでも一定の温度で
冷蔵保存しています。

特別なことはしていませんが、
保存方法・保存状態としては、
それほど悪くはないと思います。

ご自宅で冷蔵庫でお酒を保管されるのと
あまり変わらない感じでしょうか?





本題に入りまして、
二度目のご紹介。

最初のお酒です。。。



2020ゴールデンスランバ


2020ゴールデンスランバ
夢の香 純米吟醸生
  山形県:鈴木酒造店さんのお酒


使われているお米は夢の香。
生酛造りで醸された純米吟醸の生酒です。

生酛造りについて、
以前少し書いたことがあったと思いますが、
いつだったか思い出せないので、
簡単にお話ししておこうと思います。



生酛の酛というのは、
酒母のこと。

もろみを作る前段階の
酒母作りの製法によっても、
お酒の部類は分かれます。


生酛造りというのは、
めちゃくちゃ簡単に言うと、
「自然の力を使って酒母を作り上げる
 時間のかかる伝統的な製法」
という感じです。

生酛造りでは、
自然界にある乳酸菌を増殖させ、
乳酸を作り出しています。
(↑時間がかかる工程)

乳酸には、
日本酒の基になるもろみの
ベースとなる酒母を、
雑菌から守るという
重要な役割があるのですが、
乳酸を作る前の段階から手作業なので、
酒母を完成させるまでには
時間がかかります。

コツコツと
階段を上っていくような工程です。

この、
手間と時間をかけて酒母を作り、
完成されたお酒が生酛造りのお酒と呼ばれ、
江戸時代まではこの手法が主流でした。



明治以降は、
人工の乳酸を添加する方法が確立され、
スピーディーに酒母を
完成させることができるようになり、
結果として、速い醸造が可能になりました。

今までは階段を使っていたけれど、
エスカレータが開発された感じです。

このスピーディーな製法は、速醸と呼ばれ、
製造にかかる時間が短縮できるので、
現在はこちらの手法が主流と言われています。


それではどうして、
わざわざそんなに
手間と時間がかかる
方法を
選ぶことがあるの?という

疑問が湧いてくるのですが、
生酛造りで醸されたお酒には、
生酛ならではの
魅力的な味わいがあるからです。


階段を上っていくと筋力がついて、
体がパワーアップするようなイメージで、
生酛造りのお酒はパワフルな味わいの
お酒に仕上がる傾向があります。


一方、
エスカレータを利用したイメージの
速醸で造られたお酒は、
一般的に、生酛のお酒よりも
涼しい顔でスマートな印象です。

もちろん、
それ以外の要因もあり、
個々の持ち味がありますので、
速醸でもパワフルなお酒はたくさんあります。

エスカレータを使っていても、
ウエイトリフティングをしていたら、
ムキムキになるような感じです。

全く伝わっていなかったら
どうしましょう・・・。

しかも、
私はこのように理解しているのですが、
間違っていたらごめんなさい。


簡単にご説明と言いつつ、
話が長くなってしまいました。

話を戻します。。。



復興と鎮魂の願いが込められた献杯酒


そんな生酛造りで酒母が造られた
もろみを使ってでき上がったのが、
今シーズンのゴールデンスランバ。

入荷日は3月25日(水)、
開栓直後のご紹介の記事はこちらです。
併せてご覧ください。


落ち着いた様子
 

開栓直後の
シャープでスッキリとした香りは
現在は、しっとりとした香りに。

軽めの甘さに、
新たにソフトな苦さが重なり、
柑橘系の果物のような
瑞々しい酸味が混ざり合い、
以前よりも味はのりつつ、
落ち着いた味わいに感じます。

弾けるように広がっていた
お口の中での香りは、
今はラムネのような爽やかな風味。


飲みやすい


印象的だった生酛っぽさは、
綺麗に馴染んでいて、
初回に飲んだときよりも艶やかに、
そして、柔らかくなっていて、
個人的には今の方が好みですし、
万人受けしそうに思います。

後半は生酒らしい濃厚さが出てきて、
膨らむというよりも
深くなっていくような印象。

飲めば飲むほどにコクを感じますが、
それでも飲みにくさがないのは、
アルコール度数が15~16度で
そこまで高くはないからかも知れません。


鈴木酒造店さんのお酒


復興と鎮魂、希望のための献杯酒。

現在に相通ずる部分も
あるのではないでしょうか?

さらに魅力的な味の変化が
期待できる一本だと思います。


3月25日の記事で少し書きましたが、
製造元の鈴木酒造店さんは、
震災前は福島県双葉郡浪江町にあり、
大切な土地でのお酒造りが
続けられなくなった今は、
山形県長井市にて、
お酒造りをされています。

当店でも何度か仕入れたことのある
磐城寿の他、
一生幸福、親父の小言など、
様々なシリーズを手掛けておられ、
チャレンジ精神を感じる酒蔵さんです。





今回は、あと二本をご紹介予定でしたが、
思いの外、少し長くなりましたので、
一旦締めようと思います。

次回に続きます。
2020-04-17 17:24:00

二度目のご紹介をやってみようと思います

カテゴリ : その他
こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。

体調を崩されて
おられないでしょうか?


緊急事態宣言の発表に伴い、
当店はただいま長期臨時休業中です。

新しく増設したブログページ
詳しく記載しておりますが、
母が帯状疱疹の
投薬治療を続けている以外は、
こちらは元気に過ごしております。


今までのような
継続的なお酒のご紹介が
難しくなっており、
今回も久しぶりの更新になりますが、
大変ありがたいことに、
連日たくさんの方に
閲覧をいただいております。

誠にありがとうございます。



休業中のため、売り上げがないので、
そんなにたくさんは注文できないのですが、
営業再開に希望を託しつつ、
お酒の注文は、保存のきく火入れ酒を中心に
今も少しですが行っています。

本当に本当に微力ですが、
お酒屋さんや酒蔵さんとも一緒に
今の状況を乗り越えていけたらと願います。


何件かのお酒屋さんと
取引をしていますが、
少なくはないお酒屋さんが
現在、期間限定で送料などの
サービスを実施されています。

大きい容量のお酒が
売れにくくなっているのだろうなと
察します。


しかし、
飲食店からの注文が減っているとはいえ、
個人の方がおうちで召し上がるために、
飲まれたことがないお酒を

ボトルで購入するというのは、
720mlボトルでも、
なかなか思い切りがいると思います。

一升瓶なら、
さらに思い切りが必要と思います。


そんな中で、手前味噌ですが、
引きつづきご覧くださる方の多い
このページに何ができるかと考えまして、
次回から、上記メニューにあるお酒の中で、
今現在もインターネットで
販売されている銘柄を中心に、
再度テイスティングして
ご紹介していこうと思います。



通常は
開けたてをテイスティングして
ご紹介しており、
フレッシュな感想をお伝えしています。

しかし、おうちで飲まれる場合は、
その後の味わいも
気になるところではないでしょうか?

利き酒師でも何でもない
私個人の感想ではありますが、
開栓からある程度日にちが経ったお酒の
テイスティングをすることで、
もし、このページを
好いてくださっている方が
何か地酒が飲みたくなられた際、
ご検討のきっかけの一つになればと
思います。偉そうにすみません。



上手く説明できているといいのですが、
ここまで、いかがでしょうか?


説明が長くて恐縮ですが。。。



普段であれば、今頃になると
既に完売している銘柄も多いのですが、
インターネットで検索すると、
昨日の時点で、
まだ販売中のお酒がほとんどでした。


全てのページを見ることはできないので、
その点お断りした上での結果ですが、
 乾坤一 特別本醸造しぼりたて、
 会州一 美山錦特別純米酒、
 宮泉 純米吟醸山酒四号おりがらみ、
頒布会商品だった
 會津龍が沢 純米大吟醸あらばしりは、
販売中のお店が見つかりませんでしたので、
二度目のご紹介から
ひとまず省こうと思います。


また、
いつものご紹介記事もそうですが、
あくまでも私個人の感想ですので、
ご覧いただいていて恐縮ですが、
それぞれの方のお好みを
保証するものではありませんので、
ご購入等は自己判断でお願いいたします。



ご紹介は、上記メニュー表の
上から順番に行こうと思いますので、
次回は、2020ゴールデンスランバ、
若乃井 春宝特別純米酒、
辰泉 しぼりたて純米うすにごりの三本を
ご紹介しようと思います。

一度にご紹介する本数に関しましては、
私が一度に試飲する本数の限界が
2~3本ですので、
そのくらいのペースになると思います。


試験的なスタートになりますが、
とりあえず始めてみようと思います。

ご覧いただけましたら嬉しいです。


最後になりましたが、
引きつづき、
心も体も
くれぐれも気をつけて
お過ごしくださいませ。
2020-04-16 16:04:00

3月25日(水) 新入荷のお酒

カテゴリ : イチ押しの地酒
こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。

昨日から明日まで、
臨時休業をしております。

また、お知らせページにて
ご報告しておりますが、
本日より『喫煙可能店』となりました。

それに伴い、
二十歳未満の方は
御入店不可となりました。

誠に申し訳ありませんが、
何卒ご理解賜りますよう

よろしくお願いいたします。




本題に入りまして、
3月25日(水)に
地酒が新入荷いたしましたので、
ご紹介していきたいと思います。


新入荷のお酒


左から

會津龍が沢・会州一
2020ゴールデンスランバ
宮泉





それでは最初のお酒です。。。


あいづりゅうがさわ


會津龍が沢(あいづりゅうがさわ)
純米大吟醸 あらばしり 生原酒
  福島県:榮川酒造のお酒


お酒屋さんの頒布会商品で、
貴重な銘柄です。

会津にて契約栽培された美山錦が
全量で使用されていて、
精米歩合は45%です。


純米大吟醸


あらばしりというのは、
お酒を搾り始めてから
一番最初に垂れてくる
フレッシュで活き活きとした部分。

その後は、
中垂れ・中取り・中汲みといわれる、
バランスの良い
真ん中の部分。

最後は責めと呼ばれる
アルコール度数が高めで、
パワフルで飲み応えが出やすい部分です。


生原酒


今回のあらばしりのお酒は、
無濾過生原酒の状態で
瓶詰めされています。


あらばしり


フルーティーで綺麗な香り。

滑らかで、
ややとろみを感じる
綺麗な甘味。


美山錦使用


どっしりとしたタイプではありませんが、
苦味を含むメロンのような香味が
大きく膨らみます。

グングン広がっていくというよりは、
なだらかに伸びて、
喉越しで深まるような感じ。

ですので、
飲み終わりに、
飲み応えがあったように
感じられるかもしれませんが、
厚みは程々です。


榮川酒造さんのお酒


生原酒らしさもありつつ、
精米歩合45%のピュアさも
備えています。

日本酒がお好きな方であれば、
最初のお酒としてもお勧めです。





つづきまして。。。


かいしゅういち


会州一(かいしゅういち)
美山錦 特別純米酒
無濾過原酒生酒
  福島県:山口合名会社のお酒
  日本酒度:+1  酸度:1、5


多数の希望により、
数年ぶりに発売が再開された
人気の銘柄だそうです。

使用酒米は美山錦。
精米歩合は60%の特別純米酒です。


福島県の地酒


香りはそれほど強くはありません。

苦>甘のバランスの
甘苦さの味のあるスタート。

お口の中で、
上立香よりも濃いめの香りが
爽やかに漂います。


美山錦使用


酸味はそこそこ。
辛さは比較的早い段階から
現れてくるように感じます。


山口合名会社さんのお酒


二口目以降は
甘苦さに酸味が合わさり、
第一印象とは一味違った雰囲気。

柔らかい苦味のある後味。
辛さが少しピリピリとします。


うら


やや骨太タイプですが、
味の強弱が心地良く、
程良いスパイシーさ。

無濾過生原酒らしさもあって、
充実感のある味わいです。





つづきまして。。。


2020ゴールデンスランバ


2020ゴールデンスランバ
夢の香 純米吟醸生
  山形県:鈴木酒造店さんのお酒


毎年入れている
東日本大震災の献杯酒。

元々は福島県浪江町で営まれていた
鈴木酒造店さん。

震災により、
全ての建屋が消失、
その後、一次警戒区域に指定され、
現在、山形県にて
お酒造りを続けておられます。


鈴木酒造店さんのお酒


震災を被災地を被災された方々を
忘れることなく、思いを寄せ、献杯し、
震災について、今について、
明日に向けての語らいの場を作ること、
震災を風化させることのないように、
亡くなられた方々と
今の私たちとを結ぶ役割が
こちらのお酒の役目と思います。

昨年のご紹介記事はこちらです。

たくさんの方が携わっておられ、
たくさんの気持ちが詰まっています。

是非ご賞味いただきたい一本です。


献杯酒


使われているお米は
福島県が生んだ酒米
夢の香(ゆめのかおり)。

精米歩合は55%の純米吟醸酒です。


夢の香使用


シャープでスッキリとした香り。

序盤で一番印象的だったのが、
お口の中に入れた途端に
弾けるように一気に広がる香り。

りんごのような、洋梨のような
果実感のある香りに、
甘さは控えめの甘酸っぱさ。

活き活きとしつつも、
存在感を感じる味わい。


純米吟醸酒


昨年までと比べ、
少し大人な枯れ感があるように
思ったのですが、
今回は生もと造りなのだそうです。

風味豊かで、
奥深さが増したように思います。

喉を通っていったあと、
ほんわかとした辛さを感じます。

震災とは違うものの、不安が多いこの頃。
普段の生活の尊さを改めて感じます。





今回最後のお酒です。。。


みやいずみ


宮泉(みやいずみ)
純米吟醸 山酒四号 おりがらみ生
  福島県:宮泉銘醸のお酒


人気の寫樂の蔵元としても有名な
宮泉銘醸さんの屋号がつけられた銘柄。


福島県のお酒


山形県産の山酒四号が使われ、
精米歩合50%で仕込まれた
純米吟醸酒です。

一世帯につき一本までという
稀少銘酒です。


純米吟醸酒


香りは控えめ。
うっすら薄にごりのおりがらみです。


うっすら薄にごり


シュワッとした質感。

甘さは大人しめで、
酸味と苦味が混ざり合った味が、
爽やかに伸びていき、
柑橘系の果物のような香りが広がります。


宮泉銘醸さんのお酒


苦味でギュッと固く締まって、
シュルシュルと引いていくようなキレ。


稀少銘酒


甘苦い後味と、
かすかな辛さ。

めちゃくちゃ濃厚とは言いませんが、
程良い厚みのある食中酒です。




今回は3月25日入荷の
4本のお酒をご紹介いたしました。

季節の変わり目でもありますので、
引きつづきご自愛ください。
2020-04-01 21:19:00

3月10日(火) 新入荷のお酒

カテゴリ : イチ押しの地酒
こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。

あんこう肝だらけ鍋の
シーズンが終了しまして、
一昨日から、本くえ鍋が始まりました。

あんこうやふぐと並んで・・・
それ以上でしょうか?
超高級魚のくえ。

あんこう鍋や夏のはも鍋よりも
当店での歴史が浅いこともあり、
お客さま方の認知度は低いものの、
個人的には一番好きなお鍋です。

もしも私がお客さんだったら、
あんこうよりも、かきよりも、
はもよりも、くえです。

身がおいしいのと、
白菜などの野菜も、
ポン酢をつけなくても
味がするくらい
おいしい出汁が出ます。

あんこうほど
ご提供シーズンも長くはありませんし、
この価格ではなかなか食べられないと
思いますので、
是非ご検討ください。

よろしくお願いいたします。




前置きが長くなりましたが、
今回は3月10日(火)入荷分の
二本のお酒をご紹介していこうと思います。


新入荷のお酒

左:美酒の設計  右:乾坤一





それでは一本目のお酒です。。。


びしゅのせっけい


美酒の設計(びしゅのせっけい)
純米吟醸 火入れ
  秋田県:齋彌酒造店のお酒


今シーズン4度目の入荷です。

なかなかこんなに頻繁に
仕入れられることも珍しい、
秋田県の人気銘柄。

「あっ、美酒の設計ある!」と
言われることも多いお酒です。

今回も火入れされていますので、
冷酒でも燗酒でも、
気分とお好みに合わせて
お選びいただけます。


秋田県の地酒


前回の入荷は2月2日(日)でした。

その前の入荷から
少し間があいたこともあり、
前回は再度テイスティングを
行っていますので、
お酒の詳しい説明は、
前回入荷時の記事をご覧ください⇒こちら

今回もおすすめです。





もう一本のお酒です。。。


けんこんいち


乾坤一(けんこんいち)
特別本醸造 しぼりたて 無濾過生酒
  宮城県:大沼酒造店のお酒


乾坤一の特別本醸造の
新酒です。

使われているのは
ササニシキ。

精米歩合は60%です。


宮城県の地酒


爽やかな香り。
香りの強さはほどほど。

乾坤一にしては、
香る方かな?と思います。


新酒


甘酸っぱい口当たり。

甘さに少しだけ
塩気を加えたような味わい。


飲みやすい


徐々に苦味が出てきて、
辛さは控えめだったかな?と思いきや、
きた!きた!と、辛さが出てきます。

辛さの気配を感じ始めると、
舌全体に辛さがじわりじわりと
広がっていきます。

気持ちの良い辛さ。



気持ちの良い辛口


ピリッという刺激が与えられ、
辛口の喉越し。

ニッキのような甘辛い余韻が
ほのかに残ります。


大沼酒造店のお酒


旨味はたっぷり。
味のあるお酒。

癖もなく、飲みやすく、
多くのお客さまにおすすめできる
頼りになる銘柄です。





今回は、
今シーズン最多でしょうか?
4度目の入荷となる美酒の設計と、
乾坤一の新酒をご紹介いたしました。

気分とお好みで是非どうぞ。
2020-03-16 00:00:00

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お店情報

店先



■  営業時間
18:00 ~ 22:30
(閉店時間は目安です)
ラストオーダー22:00(馬肉料理 21:30)

■  喫煙可能店
大阪府受動喫煙防止条例により、2020年4月以降、
二十歳未満の方は御入店いただけなくなりました

■  定休日
無休(臨時休業あり)

■  お支払い
現金のみ

■  TEL
06-6539-7216

■  住所
大阪府大阪市西区新町 2-17-10(地図)

■Facebook
新鮮処ととろ