こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
今年の冬は暖冬だと耳にしますが、
本当に寒さがましですね。
私はものすごい寒がりなのですが、
この冬は、手袋もマフラーも
ほんの数回しか使っていませんし、
耳当ては一度も使っていません。
燗酒も、昨年よりも
ご注文がやや少なめな気がします。
インフルエンザも少しだけ
患者数が減ったようですが、
引きつづき油断大敵。
寒さは穏やかでも、
気をつけていきましょう。
本題に入りまして。。。
先週の金曜日、一本だけですが、
地酒が新入荷しましたので
ご紹介しておきます。
富誉咲(とよさき)
純米大吟醸 吟のさと
福岡県:株式会社喜多屋のお酒
これまでにも何度か仕入れている
富誉咲の純米大吟醸。
以前は兵庫県で造られていましたが、
久しぶりに仕入れたら、
福岡県での生産に変わっていました。
前は、
酒米の情報があったかな?という
記憶ですが、
製造が福岡県に変わってからか、
福岡県八女産の酒米
吟のさとが全量で使われています。
精米歩合は変化なく50%です。
透明感のある
とても上品な香り。
綺麗な甘さに続いて
軽めの酸味と苦味が感じられ、
思い切りよく味が広がっていきます。
味に厚みがあって、骨太。
これまでは、きれいで上品で、
サラサラと飲みやすい大吟醸という
イメージでしたが、
しっかりと味のある大吟醸に
生まれ変わっています。
クリアさはそのまま、
中盤は、控えめな酸味と
かすかな苦味。
底から旨味が押し上げてくるような
広がり方です。
キュッと締まって、
サラッと名残のないキレ。
辛さは強くはありませんが、
味を締めて、キレをよくしています。
それでも甘口ではないので、
やや辛口の部類に入ると思います。
飲み進めるにつれて、
口当たりにフルーティーさ、
後半に辛さが増すように思います。
味のある正統派な大吟醸です。
今回は新しくなった富誉咲を
ご紹介いたしました。
個人的には、
以前の富誉咲は
かなり飲みやすくて
好きだったのですが、
味のしっかりとのったこちらも
一味違って、おいしいと思います。
気分とお好みでどうぞ。