大阪市西区新町にある居酒屋 新鮮処ととろ 旬の食材と地酒をご用意し、年中無休で皆様のお越しをお待ちしております

大阪市西区新町の居酒屋は新鮮処ととろ

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地酒

地酒

当店では季節ごとに全国より様々な銘柄の地酒を厳選して仕入れております。
小さな蔵元のお酒や珍しいお酒など、銘酒をご提供できるよう努めております。

※グラス一杯の量は100mlです



≪ただいま入荷中の地酒≫

2025年4
月5日 更新
※広島県産かき料理は終了間近です

画像の説明 New!
福島県の地酒

奈良萬(ならまん)
純米生酒 中垂れ
グラス100ml 610円
画像の説明 福島県の地酒

会津中将
(あいづちゅうじょう)
生純米原酒 無濾過
初しぼり
グラス100ml 610円
画像の説明 岩手県の地酒

酉与右衛門
(よえもん)
超辛口 特別純米酒
美山錦 無濾過生原酒
グラス100ml 610円
画像の説明 青森県の地酒

陸奥男山
(むつおとこやま)
超辛 純米 生
グラス100ml 610円
画像の説明 神奈川県の地酒

天青(てんせい)
春 朝しぼり
純米直汲み
無濾過生原酒
グラス100ml 610円
画像の説明 富山県の地酒

立山(たてやま)
無濾過
特別純米生原酒
グラス100ml 610円
画像の説明 New!
秋田県の地酒

雪の茅舎
(ゆきのぼうしゃ)
純米吟醸 生酒
グラス100ml 660円
画像の説明 福島県の地酒

京の華
(きょうのはな)
純米吟醸 しぼりたて
生酒 おりがらみ
グラス100ml 660円
画像の説明 福島県の地酒

風が吹く
(かぜがふく)
純米吟醸生酒
うすにごり
グラス100ml 660円
画像の説明 佐賀県の地酒

鍋島(なべしま)
純米吟醸 きたしずく
グラス100ml 660円
画像の説明 広島県の地酒

寳剱(ほうけん)
純米吟醸 八反錦

グラス100ml 660円
画像の説明 石川県の地酒

遊穂の湯~ほっ。
(ゆうほのゆ~ほっ)
生酛 純米酒
4年熟成酒

※燗酒でのご提供
160ml 880円
画像の説明 山形県の地酒

磐城寿
(いわきことぶき)
純米酒 アカガネ

※燗酒でのご提供
160ml 990円
画像の説明 山形県の地酒

東北泉
(とうほくいずみ)
ちょっと雄町 純米

※燗酒でのご提供
160ml 990円
※表示価格が税込価格です
お支払いは現金のみ対応しております




地酒のご紹介

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ただいま待機中のお酒①

カテゴリ : 新入荷の地酒
こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。

しばらくぶりの更新なってしまいました。
その後いかがお過ごしでしょうか?

体調など、

くずしておられないでしょうか?




久しぶりにお酒の話題ですが、
二度目のテイスティングを始める前に、
現在も少しだけですが、
お酒の仕入れを続けていると
お話ししました。


新しく注文したお酒の他にも、
タイミングを見てご提供をしようと
保管しているお酒がいくつかありまして、
ストック本数が増えてきました。

営業再開の目途が立っていないので、
いつのどのタイミングで
それぞれのお酒がメニューに登場するかは
あいにく未定ですが、
今回からは、今出番を待っている銘柄を
さらりと予告していこうと思います。

すべて未開栓ですので、
お伝えできるのはお酒の情報だけですが、
「へぇ~、こんなのがあるんだ~」と
頭の片隅の隅っこにでも
残しておいていただければ幸いです。




そういうわけで今回は、
以下の四本のお酒をご紹介していきます。


ただいま待機中のお酒


左から
萬代芳・会津中将・花春・辰泉



それでは最初のお酒です。。。


ばんだいほう


萬代芳(ばんだいほう)
しぼりたて特別本醸造 生酒
  福島県:白井酒造店のお酒


福島県の地酒


お米のこだわりの強い
風が吹くシリーズでも人気の
白井酒造店さんの萬代芳。

風が吹くに比べて、
県内中心に親しまれているイメージです。


新酒


使われているお米は
精米歩合60%の五百万石です。

何年も前から、
何度も仕入れている新酒です。


飲み飽きしない


萬代芳シリーズは、
ものすごく個性的で、
強烈に印象に残るタイプではなく、
毎晩でも飽きずに飲めるような安定感と、
親しみやすさや、
お料理との合わせやすさが光り、

良い意味で中毒性のあるお酒という印象です。

「みちのくの花の会津は酒どころ」
と言われますが、そんな酒どころで、
地元の方に好まれるというのは
信頼度の高さは並ではないと思います。


白井酒造店さんのお酒


萬代芳は私の父が大好きなシリーズ。

当店が仕入れているお酒の中でも、
たぶん父のお気に入りベスト3には
入ると思います。


五百万石使用


今回の新酒の銘柄は例年、
端麗で爽やかな味わいと
生原酒らしい力強さを兼ね備えています。

お酒に対して、華やかさは
それほど求めておられない方や、

組み合わせの優先順位が、
お酒+食べ物ではなく、
食べ物+お酒とお考えの方には
特におすすめです。

食事の充実度を底上げしてくれます。



冷酒でどうぞ


こちらは新酒ですので、
冷酒でご提供予定です。

今期も楽しみです。





つづきまして。。。


あいづちゅうじょう


会津中将(あいづちゅうじょう)
純米吟醸 夢の香 生原酒
  福島県:鶴乃江酒造のお酒
  日本酒度:+2  酸度:1、5


福島県の地酒


まず一番最初に
謝っておかないといけないことが・・・

現在は編集済みですが、
ここ数回、鶴乃江酒造さんの漢字を
鶴之江酒造と誤って記載していました。

なんということ!
大変失礼いたしました。

勝手に住之江みたいに
してしまっていました。
(※住之江は大阪市内にある地名)

以後気をつけます。


別注品


こちらのお酒ですが、
一月の末にも仕入れていて、
今季二度目の入荷です。
初回ご紹介記事はこちらです。


夢の香使用


会津中将のシリーズの中で、
母が一番好きな銘柄。

福島県ならではの酒米 夢の香が
使われた純米吟醸酒です。
精米歩合は55%。


生酒


本来であれば火入れ酒になるところを、
当店が利用しているお酒屋さんのお願いで、
生酒のまま販売されている別注品です。

火入れのタイプは、
これまでに数多くの賞を受賞していて、
その品質の良さに、
フレッシュ感が合わさったのが、
今回のお酒です。


純米吟醸酒


お酒屋さんからは、
柔らかさと果実感、程よいボリュームと、
爽やかさ・辛さを併せ持っていると
期待の膨らむ情報を入手しています。


鶴乃江酒造さんのお酒


毎年仕入れていますが、
毎年おいしいです。

こちらも冷酒でご提供予定です。
今回も楽しみです。





つづきまして。。。


桐の花春


桐の花春(きりのはなはる)
特別純米 生詰め
  福島県:花春酒造のお酒


天宮というシリーズもお持ちの
花春酒造さん。

今回の銘柄も先ほどの会津中将と同じく、
お酒屋さんの別注品です。

通常は貯蔵熟成中だそうですが、
特別に現段階で
瓶詰め・販売してもらっているとのこと。

こういうお話をお聞きすると
いつも思いますが、
製造元さんと販売店さんと、
信頼関係の構築が
すごく上手くいっているんだな~と思います。

以前、某蔵元さんの車が故障していて、
別の蔵元さんが乗せておられるという
お話もお聞きしました。

競合他社という感じは薄く、
みんなで良くなっていこうという
お考えがあるのかな?と思います。

他の蔵との合同企画とか、
会津の蔵元が集まって・・・
というのもよく聞きますし、
購入者としては好感が持てます。


別注品


花春さんの話に戻りまして、
使用米は、福島県会津にて
特別栽培で作られたコシヒカリ。

精米歩合は55%です。


福島県の地酒

 
一回火入れされているそうですので、
冷酒から燗酒まで
お好みでお召し上がりいただけます。


特別純米酒


一年寝かされているとのことで、
角が取れた柔らかさと、
一口一口進むごとに
より深くなってくる味わいがあるそう。


花春酒造さんのお酒


甘味・酸味・辛味のバランスも良い
食中酒という上々の評判。

飲み飽きせず、
親しみやすそうです。





今回最後のお酒です。。。


たついずみ


辰泉(たついずみ)
特別純米 超辛口 無濾過生 上澄み
  福島県:辰泉酒造のお酒
  日本酒度:+12  酸度:1、7


福島県の地酒


コンセプトは
「辰泉酒造で一番辛いけど
 それだけじゃない酒」。


特別純米酒


こちらも毎年入れている銘柄で、
辰泉さんのお酒ならではのおいしさに
しっかりとした辛さが加わった
セールスポイントが豊富な一本です。


超辛口


使われている酒米は
会津産の五百万石。

精米歩合は60%の
特別純米酒です。


辰泉酒造さんのお酒


クリアでシャープ。
瑞々しさにメリハリのある旨味。

甘味は控えめで、
ジューシーさと辛さとのバランスも良いそう。


限定100本


お酒屋さんは、一年を通して
販売したいくらいおいしいと高評価ですが、
小さな酒蔵である辰泉さん。

少ないロットでの販売だそうで、
限定100本だそうです!


酒屋さん太鼓判の食中酒


当店でも毎年好評ですので、
今年も開栓が待ち遠しいです。




今回は会津のお酒を4本予告いたしました。

次回はまた別のお酒を
3~4本ご紹介しようと思います。

是非ご覧くださいませ。
2020-05-12 19:18:00

【再試飲】その後のお酒⑤

カテゴリ : その他
こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。

今日は風が強いですね。
これからお天気は下り坂だそう。

今週は最後の三寒四温なのでしょうか?

気温の寒暖差もありますので、
より一層、お身体お気をつけくださいね。




再試飲のご紹介も今回が最終回。

再試飲が終わったお酒のその後ですが、
残量が少ないものから、
おいしく飲み干していっています。

家から出ないので、
長らくお化粧をしていないことも
あるかも知れませんが、
日本酒を普段よりも
連続して飲んでいるからか、
この頃はお肌の調子が良好です。




本題に入りまして、
今回は白露垂珠と酒屋八兵衛のご紹介です。


それでは一本目のお酒です。。。


はくろすいしゅ


白露垂珠(はくろすいしゅ)
純米吟醸 初しぼり 2019BY 生酒
   山形県:竹の露のお酒


山形県の美しい名前のお酒
白露垂珠の新酒です。

二回目のご紹介をしているお酒の中で、
2番目に保管期間が長く、
入荷日は2月21日(金)。


開栓直後のご紹介記事はこちらです。



山形県の地酒


香りは穏やか。

甘苦く、
出だしからパワフルだった味わいは、
水飴のような透明感ととろみ、
全く角のない上質な甘味に変わり、
初回よりもずっとマイルド。

味がとろけていて、
馴染みっぷりが抜群です。

若乃井をご紹介したときも
まろやかな甘味の素晴らしさに驚きましたが、
白露垂珠も負けてはいません。

アルコール度数は15、5度。
コクがありつつ、飲みやすいです。


まろやか


酸味はソフトになり、
綺麗な甘さを保ったまま、
後味にかけて苦味が淡く漂い、
長く続かず消えていきます。


マイルド


辛さもマイルド。

喉越しの後で、
時間差で
ほんの少しだけ

喉が温かくなるような感じです。

日本酒を飲み慣れていない方にも
召し上がっていただきやすそうですし、
ラベルの雰囲気から、
女性を意識しているのかな?とも
思ったりしますが、
女性にもすごく好かれそうなお酒です。


まろやかな甘味


冷たくても、
常温に近い温度になっても

どちらでもおいしかったのも
嬉しいポイント。

温度が少し緩むと、
一気にコクと辛さが出てきました。

冷たい状態よりもボリュームアップして、
飲み応えが感じられます。


今の方が好み


開栓直後よりも
おいしさが上積みされた印象でした。

開栓から日にちは経っていますが、
個人的には今の方が好みです。


竹の露さんのお酒


造っておられる竹の露さんは、
山形県にあって、創業は1858年。

竹林に囲まれた土地でお酒造りされていて、
次第に竹の露と呼ばれるように
なったそうです。


綺麗な響きですし、
何だか雰囲気があって素敵ですよね。


お酒造りにかんしては、
羽黒山の出羽燦々や雪女神、

出羽きらり、出羽の里など、
地元産のお米にこだわっておられ、
他では多く見かけないお米を
使っていらっしゃる印象で、
地酒ならではの魅力を感じます。

当店では新酒の他、
白くにごった純米酒も仕入れます。

様々な賞の受賞歴も多い酒蔵さんです。





もう一本のお酒です。。。


さかやはちべえ


酒屋八兵衛(さかやはちべえ)
純米無濾過生原酒
  三重県:元坂酒造のお酒


今回ご紹介してきたお酒の中で、
一番保管期間が長いのが、
こちらの酒屋八兵衛です。

入荷日は2月15日(土)。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。


三重県の地酒


山田錦が使われた純米酒。

当初香りは控えめでしたが、
今は上品で高級感のある吟醸香が漂い、
お口の中でもふわりと香ります。

清涼感があって、
グレープフルーツのような酸味と軽い苦味、
そこに甘味が合わさっていく序盤。

甘味は糸が引っ張られるように
ツーーーッと細く長く伸びる感じがして、
お口の中で甘味が続きますが、
嫌みのない甘さです。


照りのある甘味


程よいスパイシーさ。
The 辛口というほどではないものの、
しっかりとアクセントを持っていて、
ドライです。

旨味は重くはない程度ですが、
生原酒というのがよくわかります。

角が落ちて、まろやか。
瑞々しさもまだ垣間見えます。

華やかさもあって、
照りのあるコクができています。


さらに味わい深くなっている印象


一口一口進むにつれて、
甘味が徐々に大人しくなり、
スパイシーな要素が増してきて、
大人っぽいビターな味わい。

キレはスッとしており、
後味はしっかりと辛さを感じていただけます。

初回テイスティングと大きな変化はなく、
香りとまろやかな味がのった印象で
とてもおいしいです。


元坂酒造さんのお酒


製造元の元坂酒造さんは、
創業は1805年。

名前の読み方はゲンサカです。

今回の銘柄は初めて仕入れましたが、
当店でよく仕入れるのは、
備前雄町が使われた
黄色いラベルの山廃純米、
五百万石と山田錦が使われた
緑のボトルにグレーのラベルの山廃純米。

伊勢志摩サミットで首脳陣にも飲まれた
伊勢錦使用の山廃純米酒も
何度か仕入れたことがあります。

今回は
山廃仕込みのお酒ではありませんでしたが、
優しい旨味のある山廃のお酒造りでも
定評があり、信頼を置いている酒蔵さんです。





数回に亘ってお話ししてきた
その後のお酒。

イメージを変えることなく成長していたもの、
予想外の味の深みを見せてくれたもの、
香りがのっていたもの、
お酒によっていろいろでした。


一番良かったのは、一つとさえ、
味が落ちているとは
感じなかったことです。

むしろ今の方がおいしくない?
と思うものも多く、
お店ではなかなか開栓後長く経たずに
空になっていきますが、
宅飲みでも飲みやすそうなものが
たくさんありました。

普段であれば、
飲食店としては宅飲みの流行は恐怖ですが、
今の時期は特別。地酒もご検討ください。

ひきつづき、
興味を持っていただけるようなページと
おいしいお酒をご提供できる店を
維持していけたらと願うと共に、
一日も早く、皆さんと元気に
お会いできる日が来るように
心より願っています。



現時点では営業再開時期が不透明なので、
たくさんは難しいのですが、
お酒は今も仕入れ続けていますので、
営業再開の際には、
ほぼほぼ新たな銘柄を揃え、
皆さまをお待ちする予定です。

こちらも体と心に気をつけて過ごしますので、
皆さまもどうかくれぐれもご自愛ください。

また書きます。
2020-04-23 15:15:00

【再試飲】その後のお酒④

カテゴリ : その他
こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。

今日も寒くなくて良いですね。
まだ虫もそんなに気にならないですし、
換気しやすくて助かります。

空気は乾燥していますね。

鼻や喉も乾燥すると弱くなると聞くので、
気をつけなければいけませんね。




本題に入りまして、
今回も二度目のテイスティングのご報告。

今回は風が吹くと永寶屋、
どちらも会津の地酒です。



それで一本目のお酒です。。。


風が吹く


風が吹く(かぜがふく)
純米吟醸生酒 うすにごり 中取り
  福島県:白井酒造店のお酒
  日本酒度:+4  酸度:1、4


入荷日は3月6日(金)でした。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。

華やかだった香りは落ち着いています。

パッと華やぐ時代を過ぎ、
今はおしとやかです。


福島県の地酒


舌に絡まるようだった柔らかい甘味は、
質感はそれほど変わらず、
綺麗ではちみつのような濃厚な甘味です。

ここから苦味が出てきていましたが、
少し変わって、
すぐに辛さが押し寄せてきます。

三月上旬よりも
力強く、勢いのある味わい。

辛さも
パワー&ボリュームアップしていて、
まん丸で全体的に柔らかいですが、
しっかりとしたスパイシーさがあって、
味にメリハリがあります。


ハチミツのようなコクと柔らかさ


50%精米ですが、
その綺麗さも兼ね備えていて、
雑味がありません。

そこに今は、
さらにジューシーな味がのっています。


精米歩合50%


喉越しもキッチリ辛口。

喉を通るときに
アルコール度数の高さを少し感じるものの、
その後は一転してカラッとしています。


白井酒造店さんのお酒


後味は気持ちが良いタイプなので、
重たさなく、味わいながら
飲み進めていただけると思います。

個人的には、
グラスに注いで冷たい状態が好みですが、
少し時間が経って常温に近くなると、
さらにボリューミーに濃厚になります。


製造元


造っておられる白井酒造店さんは、
1765年が創業だと伝えられている
古い酒蔵さんです。

当店でも何度も仕入れている
萬代芳も造っておられます。

お米への思い入れが強い印象があり、
実際、契約栽培・有機栽培など、
こだわりを感じます。

これは、
地元産のお米を使って
お酒造りとしたいと思われたときに、
地元で酒米を作ってくださる農家さんが
少なく、直接契約でお願いすれば
作ってもらえるのではないかという
考えから始まったからだそうで、
こちらのお酒にも契約有機栽培の
酒米 五百万石が使用されています。

地元で愛される萬代芳の
本醸造は父が大好きな銘柄で、
飲み飽きせず、食事を引き立てます。

少し外向きに造られている風が吹くには、
もう少し華やかさがプラスされている
イメージを持っています。

多数の銘柄を仕入れたことがありますが、
いずれも旨味の芯がきちんとあって、
お好みを尋ねつつも、おすすめしやすく、
気に入っていただける確率が高いので、
とても頼りがいのあるお酒です。




もう一本のお酒です。。。


えいほうや


永寶屋(えいほうや)
辛口純米 八反錦 生酒
  福島県:鶴乃江酒造のお酒
  日本酒度:+6  酸度:1、2


お馴染みの鶴乃江さんの屋号のお酒
永寶屋。

今回の緑色の純米酒の他、
紫色の純米吟醸酒を仕入れることもあり、
生酒・火入れ酒どちらも
おいしいシリーズです。


鶴之江酒造さんのお酒


入荷日は2月25日(火)。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。

辛口で旨味もあるお酒がお好みのお客さまに
よくおすすめするので、

これまでに何度も仕入れていますが、
ここまで残るのは未だかつて初めて。

使用米は広島県産八反錦で、
精米歩合は60%です。


辛口純米酒


甘味を含んだ味わい深そうで
フルーティーな香りは、
程よい酸味と旨味を感じる香りに。

花の蜜のような透明感がある
滑らかだった甘味は、
現在は甘酸っぱく、
辛さとのハーモニーが絶妙です。

味と共に、
お口の中で芳醇な香りが広がります。

『辛口純米』納得の辛口。
それに負けない旨味を携えた味わい。

まろやかですが、パワフル。


味がノリノリ


前回・前々回くらいの永寶屋は
例年よりも日本酒度の値が高く+8でした。

そのときに召し上がったお客さまも
ご覧くださっているかと思いますが、
それはそれでおいしかったですよね。

今回はいつもの+6。
早い段階で辛さを感じましたが、
特に後半~終盤にかけては
主役に躍り出ます。

旨味あり・辛味ありで、
まるでそれぞれの良いところが
切磋琢磨しているかのように
レベルが高いです。

綺麗なキレ。
お米らしい甘味が少し残ります。

幅広い方におすすめしたい
味のある辛口の食中酒です。


いつもおいしい


蔵元の鶴乃江酒造さんは、
創業は1794年。

受賞歴も多く、永寶屋の他、
ゆり、会津中将でも有名です。

鶴乃江さんの他のシリーズでは、
夢の香や五百万石、美山錦、
タカネミノリなど、
地元産の酒米を多く使っておられますが、
この永寶屋は福島県産のお米にこだわらず、
様々なお米と鶴乃江さんの技術を融合し、
新しいお酒造りが実現されたものです。

鶴乃江さんらしいカラーは保ちつつ、
会津中将は、
ぽっちゃりとした女性のイメージ、
永寶屋は細マッチョな男性のイメージで、
趣が異なる良さをお持ちです。


お好きなお酒がきっと見つかる
素敵な酒蔵さん。

麹の力でしょうか?
抜群に美肌のゆりさん、
ひまわりのような笑顔の向井さん。
ご夫婦も素敵です。





今回は風が吹くと永寶屋を
ご紹介いたしました。

どちらも奥深く、
嬉しい成長を見せてくれています。


次回はついに
再試飲の最終回。

白露垂珠と酒屋八兵衛を
ご紹介いたします。
2020-04-21 17:41:00

【再試飲】その後のお酒③

カテゴリ : その他
こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。

この前までひどかった
ヒノキの花粉によるくしゃみが
この頃はましになってきました。

お天気はイマイチですが、
寒さも緩み、ありがたいです。



本題に入りまして、
今回は、國権てふと亀の海の
二本のお酒を再度ご紹介いたします。

お酒の他に、
酒蔵さんの情報も少しですが
お話ししたいと思っていて、
話が長くなる傾向にありますので、
一度の記事で二本ずつ
ご紹介していこうと思います。




それでは一本目です。。。


こっけん


國権(こっけん)てふ 純米生貯蔵酒
  福島県:国権酒造のお酒
  日本酒度:±0  酸度:1、4


もう何年も毎シーズン仕入れている
國権の季節限定の純米酒。

今季二度目の入荷で、
こちらのお酒が入ってきたのは
2月25日(火)でした。

いつもは売り切れるのが早い銘柄なのに、
今回はなかなか開栓に至らず、
2月25日はテイスティングを
していませんでした。

今季初回の入荷は
昨年の11月17日(日)。

両方のリンクを貼っておきます。
11月17日の記事
2月25日の記事


福島県のお酒


クリアですが、
このお酒に対して持っている印象よりも
少し大物な旨味を感じる香り。

苦味と酸味、甘味が
順に舌に触れるような口当たり。

次いで辛さが芽を出します。


透明感のある旨味


かすかな発酵感と
軽く酸味のある香りが鼻を抜け、
いつもに比べ少しだけ
甘味よりも
酸味と苦味に意識が向きます。

滑らかで柔らかく、
バッチリとおいしい一口目。

飲みやすく、
パイナップルのような酸味が
舌に残る後味。


パイナップルのような酸味


この日、鶏のだし鍋を食べたのですが、
食べ物と一緒だと、おいしさが倍増します。

関西風のだしの甘味とお酒の甘味と、
それぞれの旨味がマッチして、
コクが増し、このお酒の魅力である
水飴のような甘味が
より引き立てられるように感じ、
食べ過ぎました。

超主役級の濃い食べ物よりかは、
あっさりとした料理の方が
合うでしょうか?


滑らかなコク


開栓直後の試飲は11月中旬頃ですので、
ちょっとおぼろげではありますが、
味の厚みは以前やイメージより
少し厚くなっているように思いますが、
ものすごく大きな変化はなく、
安定しています。


安定感のあるおいしさ


飲み進めると、
スッとキレるキレの良さがスマートで、
透明感のある後味・余韻は長く続かず、
味を感じつつ、スムーズに飲み進めて
いただけそうです。

食べ物の味を引き立てながら、
飲み飽きさせない、さすがのお酒です。


国権酒造さん


製造元の国権酒造さんは、
1877年の創業。

数あるシリーズ、
黒いてふや、
山廃仕込みの特別純米の黒い國権、
ひょうたんラベルのシリーズ、
福島ならではの夢の香使用のお酒等々、
銘酒揃いの蔵元さんです。

当店では今回の白いてふの
登場回数が一番多く、
その次に多いのが、
山廃仕込みの特別純米酒 國権で、
冷酒でも燗酒でもおいしいので、
寒い季節に仕入れます。

これまで扱ってきたお酒を通し、
国権酒造さんに思うのは、
銘柄によってカラーが
多種多様だということ。


どちらかと言うと、
女性のお客さまに人気のお酒、
男性のお客さまに人気のお酒、
銘柄によってその両方をお持ちで、
おいしさの種類がとても豊富です。

けれど、どのお酒も個性的すぎないので、
無理せずおいしく飲み干せるおいしさ、
おすすめしやすい強みがあり、
他の銘柄もおすすめたくさんです。





もう一本のお酒です。。。


かめのうみ


亀の海(かめのうみ) 旨口純米
  長野県:土屋酒造店のお酒


今回が初入荷だった
長野県の地酒 亀の海。

入荷日は2月10日(月)でした。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。

開栓直後から
とろみを感じる質感がありました。

芳醇タイプで、まさしく旨口純米!
という感じだったと記憶しています。



長野県の地酒


今回、香りは少し落ち着き、
しつこさのないフルーティーな香り。

舌の上でのとろみのある質感は変わらず、
スーッとお口に流れ込むような、
舌とお酒の境目が曖昧になるような
馴染みのよいスタート。


旨味たっぷり


透明感がありつつ、
果実感のある香味が感じられます。

酸味は控えめになり、
甘味から嫌みのない苦味が膨らみ、
芳醇な旨味がグングンと広がって
飲み応えが出てきます。


純米


キレは辛口で、
引きつづきスッと綺麗にキレます。

舌の付け根がキュッと締まる程度の
シャープさがあって、
のどが温かくなったり、
チリチリするほどの辛さはありません。


程良い辛さ


後味はほとんどなく、
しっとりとしていますが、
ねっとりはしていません。


飲みやすい


こちらのお酒も
大きなイメージチェンジはしていませんが、
二月よりもさらに角が取れて
丸~くなっています。

旨味がたっぷりの純米酒。
厚みは骨太よりかは軽め。

飲みやすいので、
日本酒を飲み慣れていない方でも
召し上がりやすいと思います。


厚み程々


造っておられる土屋酒造店さんは、
日本酒の他、お米・麦・そばの焼酎や
甘酒も力を注いで造っておられます。

お米・お水・蔵、
それぞれにこだわりを
持っていらっしゃいますが、
中でも、蔵に複数の天然の井戸があって、
各お酒のできあがりを想像して
適材適所で使い分けておられるというのは
すごいなと思いました。

「これ以上ないほどの
 清らかでやさしい軟水」とおっしゃる
柔らかなお水の気配は
今回のお酒でも強く伝わってきます。





今回は福島県の地酒 國権てふと、
長野県の地酒 亀の海を
ご紹介いたしました。

今回は、イメージを大きく変えない
安定感のある二本でした。


次回は、風が吹くと永寶屋を
ご紹介する予定です。
2020-04-20 15:15:00

【再試飲】その後のお酒②

カテゴリ : その他
引きつづきご覧くださり
どうもありがとうございます。

今回は、
若乃井と辰泉をご紹介していきます。



それでは一本目のお酒です。。。


わかのい


若乃井(わかのい)
春宝 特別純米酒 本生
  山形県:若乃井酒造のお酒
  日本酒度:±0~+4
  酸度:1、4


入荷日は3月6日。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。

美山錦使用、
精米歩合は60%の特別純米酒です。


綺麗な甘味


華やかだった香りは、
少しかわいらしさが出てきたというか、
人懐こいような雰囲気で、
りんごのような爽やかな香りに。

ふわりと優しく香ります。


素直で綺麗なキレ


甘酸っぱく
ふくよかに感じた序盤は、
まん丸で極上のまろやかさ。

ハチミツよりもクリアで、

水飴よりも深い、絶妙な甘味に
早くも頬が落ちていきます。


一口目で感じる
素敵な変化。


まん丸でまろやかなお酒はありますが、
女性からの人気も高そうな
ものすごく魅惑的な甘味です。

酸味は主張が強くなく、
角を持たずに溶け込んでいます。

素晴らしく魅力的な甘味に、
苦味が合わさってきます。

この苦味は、
コーヒーに苦味が欠かせないのと似ていて、
とても良い仕事をしています。

締めくくるように現れる
気持ちの良いドライさ。



春限定酒


新酒ですが、
フレッシュさは落ち着き、
味が相乗効果を経て馴染んだ
まとまりを感じます。

スッと素直なキレも嬉しいお酒です。


製造元の若乃井酒造さんは、
山形県西置賜郡飯豊町にあって、
創業は1890年(明治23年)。

管理の行き届いた自慢の雪室。
超軟水という清流野川の水。
豊富な水源に囲まれ、
雪解け水が潤す
恵まれた土地で栽培されるお米。

強みになるポイントをたくさんお持ちの
酒蔵さんです。





もう一本のお酒です。。。


たついずみ


辰泉(たついずみ)
しぼりたて純米 うすにごり生
  福島県:辰泉酒造のお酒
  日本酒度:±0  酸度:1、5


お馴染みの辰泉さんの新酒。
福島県自慢の酒米 夢の香と
コシヒカリが使われています。

うっすら薄にごりのお酒です。


旨味は増しています


入荷日は2月25日でした。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。


新酒らしさは健在


毎年仕入れる好きな銘柄ですが、
ここまで残っていることがないので、
楽しみな二度目の試飲でした。


福島の小さな酒蔵 辰泉酒造さん


香りは以前とあまり変化がなく、
スッキリと軽快な香り。

少し青っぽいフルーティーな風味が
お口の中でほのかに広がり、
果実感のある酸味とソフトな甘味が
先行する味わいです。


フルーティー


ほどなくして、
ややシャープさのある苦味が合わさり、
そこから、どんどんと伸びて奥深くなり、
飽和すると消えていくような流れです。


夢の香・コシヒカリ使用


フレッシュさは健在。

滑らかで重たさのなかったコクは、
骨太な旨味がのって、
新酒らしさと力強さの両方を
同時に味わえるお得なお酒になっています。


純米酒


前回ご紹介した2020ゴールデンスランバ、
そして先にご紹介した若乃井と比べると、
初回テイスティングと
それほど違いを感じませんので、
イメージは大きくは変わっていません。

初志貫徹の安定感のある一本です。


造っておられる辰泉酒造さんは、
会津地方全体でおよそ40蔵、
会津若松市内では12蔵と
多くの酒蔵が集まる中、
一番と言っても良いほど
小さな酒蔵さんです。

当店でもよく仕入れる
辰のイラストが描かれたお酒。

辰のイラストは社長さんの奥様が
デザインされたと伺いました。

何度かお会いしたことがありますが、
社長さんの新城さんは穏やかな雰囲気で、
あの人が造っているなら、
丁寧な仕事に違いないと思わせる
説得力のある魅力をお持ちの方です。

渾身のプロジェクトで造られる
京の華のお酒もお気に入り。

欠かせない酒蔵さんです。





今回は、どちらも春限定酒、
若乃井と辰泉を再度ご紹介いたしました。

次回は、
亀の海と國権てふを試飲予定です。

私好みの二本だったので楽しみです。
2020-04-17 18:59:00

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お店情報

店先



■  営業時間
18:00 ~ 22:30
(閉店時間は目安です)
ラストオーダー22:00(馬肉料理 21:30)

■  喫煙可能店
大阪府受動喫煙防止条例により、2020年4月以降、
二十歳未満の方は御入店いただけなくなりました

■  定休日
無休(臨時休業あり)

■  お支払い
現金のみ

■  TEL
06-6539-7216

■  住所
大阪府大阪市西区新町 2-17-10(地図)

■Facebook
新鮮処ととろ