こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
今日は風が強いですね。
これからお天気は下り坂だそう。
今週は最後の三寒四温なのでしょうか?
気温の寒暖差もありますので、
より一層、お身体お気をつけくださいね。
再試飲のご紹介も今回が最終回。
再試飲が終わったお酒のその後ですが、
残量が少ないものから、
おいしく飲み干していっています。
家から出ないので、
長らくお化粧をしていないことも
あるかも知れませんが、
日本酒を普段よりも
連続して飲んでいるからか、
この頃はお肌の調子が良好です。
本題に入りまして、
今回は白露垂珠と酒屋八兵衛のご紹介です。
それでは一本目のお酒です。。。
白露垂珠(はくろすいしゅ)
純米吟醸 初しぼり 2019BY 生酒
山形県:竹の露のお酒
山形県の美しい名前のお酒
白露垂珠の新酒です。
二回目のご紹介をしているお酒の中で、
2番目に保管期間が長く、
入荷日は2月21日(金)。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。
香りは穏やか。
甘苦く、
出だしからパワフルだった味わいは、
水飴のような透明感ととろみ、
全く角のない上質な甘味に変わり、
初回よりもずっとマイルド。
味がとろけていて、
馴染みっぷりが抜群です。
若乃井をご紹介したときも
まろやかな甘味の素晴らしさに驚きましたが、
白露垂珠も負けてはいません。
アルコール度数は15、5度。
コクがありつつ、飲みやすいです。
酸味はソフトになり、
綺麗な甘さを保ったまま、
後味にかけて苦味が淡く漂い、
長く続かず消えていきます。
辛さもマイルド。
喉越しの後で、
時間差でほんの少しだけ
喉が温かくなるような感じです。
日本酒を飲み慣れていない方にも
召し上がっていただきやすそうですし、
ラベルの雰囲気から、
女性を意識しているのかな?とも
思ったりしますが、
女性にもすごく好かれそうなお酒です。
冷たくても、
常温に近い温度になっても
どちらでもおいしかったのも
嬉しいポイント。
温度が少し緩むと、
一気にコクと辛さが出てきました。
冷たい状態よりもボリュームアップして、
飲み応えが感じられます。
開栓直後よりも
おいしさが上積みされた印象でした。
開栓から日にちは経っていますが、
個人的には今の方が好みです。
造っておられる竹の露さんは、
山形県にあって、創業は1858年。
竹林に囲まれた土地でお酒造りされていて、
次第に竹の露と呼ばれるように
なったそうです。
綺麗な響きですし、
何だか雰囲気があって素敵ですよね。
お酒造りにかんしては、
羽黒山の出羽燦々や雪女神、
出羽きらり、出羽の里など、
地元産のお米にこだわっておられ、
他では多く見かけないお米を
使っていらっしゃる印象で、
地酒ならではの魅力を感じます。
当店では新酒の他、
白くにごった純米酒も仕入れます。
様々な賞の受賞歴も多い酒蔵さんです。
もう一本のお酒です。。。
酒屋八兵衛(さかやはちべえ)
純米無濾過生原酒
三重県:元坂酒造のお酒
今回ご紹介してきたお酒の中で、
一番保管期間が長いのが、
こちらの酒屋八兵衛です。
入荷日は2月15日(土)。
開栓直後のご紹介記事はこちらです。
山田錦が使われた純米酒。
当初香りは控えめでしたが、
今は上品で高級感のある吟醸香が漂い、
お口の中でもふわりと香ります。
清涼感があって、
グレープフルーツのような酸味と軽い苦味、
そこに甘味が合わさっていく序盤。
甘味は糸が引っ張られるように
ツーーーッと細く長く伸びる感じがして、
お口の中で甘味が続きますが、
嫌みのない甘さです。
程よいスパイシーさ。
The 辛口というほどではないものの、
しっかりとアクセントを持っていて、
ドライです。
旨味は重くはない程度ですが、
生原酒というのがよくわかります。
角が落ちて、まろやか。
瑞々しさもまだ垣間見えます。
華やかさもあって、
照りのあるコクができています。
一口一口進むにつれて、
甘味が徐々に大人しくなり、
スパイシーな要素が増してきて、
大人っぽいビターな味わい。
キレはスッとしており、
後味はしっかりと辛さを感じていただけます。
初回テイスティングと大きな変化はなく、
香りとまろやかな味がのった印象で
とてもおいしいです。
製造元の元坂酒造さんは、
創業は1805年。
名前の読み方はゲンサカです。
今回の銘柄は初めて仕入れましたが、
当店でよく仕入れるのは、
備前雄町が使われた
黄色いラベルの山廃純米、
五百万石と山田錦が使われた
緑のボトルにグレーのラベルの山廃純米。
伊勢志摩サミットで首脳陣にも飲まれた
伊勢錦使用の山廃純米酒も
何度か仕入れたことがあります。
今回は
山廃仕込みのお酒ではありませんでしたが、
優しい旨味のある山廃のお酒造りでも
定評があり、信頼を置いている酒蔵さんです。
数回に亘ってお話ししてきた
その後のお酒。
イメージを変えることなく成長していたもの、
予想外の味の深みを見せてくれたもの、
香りがのっていたもの、
お酒によっていろいろでした。
一番良かったのは、一つとさえ、
味が落ちているとは感じなかったことです。
むしろ今の方がおいしくない?
と思うものも多く、
お店ではなかなか開栓後長く経たずに
空になっていきますが、
宅飲みでも飲みやすそうなものが
たくさんありました。
普段であれば、
飲食店としては宅飲みの流行は恐怖ですが、
今の時期は特別。地酒もご検討ください。
ひきつづき、
興味を持っていただけるようなページと
おいしいお酒をご提供できる店を
維持していけたらと願うと共に、
一日も早く、皆さんと元気に
お会いできる日が来るように
心より願っています。
現時点では営業再開時期が不透明なので、
たくさんは難しいのですが、
お酒は今も仕入れ続けていますので、
営業再開の際には、
ほぼほぼ新たな銘柄を揃え、
皆さまをお待ちする予定です。
こちらも体と心に気をつけて過ごしますので、
皆さまもどうかくれぐれもご自愛ください。
また書きます。