こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
11月5日(月)から、
お飲み物のメニューが
秋冬仕様になりました。
春夏季の生ビールは
サッポロ黒ラベル樽生を
お出ししていましたが、
この度、秋冬季のヱビス生ビールに
変更いたしました。
その他、サッポロさんの
ジンジャーハイボールが終了となったり、
お飲み物メニューにいくつかの
変更が加わりましたのでご覧ください。
【メニュー】ページはこちらです
さて、本題に入りまして、
新しく地酒が入りましたので
ご紹介していきます。
左から
会津娘2018・会津娘2017
会津娘2016・辰泉
同じようなラベルが並んでいますが、
一本ずつご紹介していきます。
それでは最初のお酒です。。。
会津娘(あいづむすめ)
特別純米 無為信 2018
福島県:髙橋庄作酒造店のお酒
日本酒度:+3 酸度:1、5
会津娘の特別純米酒、
無為信(むいしん)。
味に定評があり人気の会津娘。
2016年度~2018年度のものが
揃いで販売となり、
飲み比べても面白いかと思い、
仕入れてみました。
最初にご紹介するのは、
今年の2月に仕込まれた
2018年物です。
使用酒米は
会津にて有機栽培で造られた
五百万石。
精米歩合は60%です。
透明感のある清らかな香り。
少しとろみのある質感で、
口に含んだ途端に、
活き活きとした苦味と旨みが
同時に感じられます。
やや凝縮感がある濃純タイプです。
旨みが膨らむ途中で
甘味が出てきて
スムーズに味に加わります。
喉越しは
すんなりと切れていきますが、
ほんの一瞬苦味を置いて
喉の奥でジワリと辛さが残ります。
白身魚やらっきょう、
セロリのピクルスなど、
淡白な味のものと相性が良さそうです。
飲み比べをされる場合は
まずはこちらから召し上がるのが
おすすめです。
後の2本にも期待が高まります。
つづきまして。。。
会津娘(あいづむすめ)
特別純米 無為信 2017
福島県:髙橋庄作酒造店のお酒
こちらは2017年バージョンです。
3本のお酒のフタにもあるように、
今回のこれらのお酒には、
“その土地の人が、その土地の手法で、
その土地のお米と水から造り上げる
土産土法の酒”というのが
コンセプトの一つになっているそうです。
そういった経緯で、
使われているお米は
同じく地元 会津にて、
農薬や化学肥料を使わずに
育てられた五百万石。
精米歩合60%です。
クリアさと酸味が入り混じった香り。
丸っこい酸味のある口当たりで、
甘さは控えめです。
滑らかで少しとろんとした硬さは
先にご紹介した2018年物と大差なく、
コクがあります。
やや苦味のある余韻。
スーッと味が引いた後は
辛さが舌の付け根でジリジリとして
心地いいです。
2018年物よりも
苦味・辛味がちょっぴり強い印象。
今月中頃には入荷する
広島県産のかきを使った
かきポン酢やかき土佐酢、
鯖のきずしやきゅうりの一本漬けなどと
一緒に召し上がるのもおすすめです。
つづきまして。。。
会津娘(あいづむすめ)
特別純米 無為新 2016
福島県:髙橋庄作酒造店のお酒
こちらは2016年物です。
お米は同様に
地元で有機栽培された五百万石。
精米歩合も変わらず60%です。
酸味のきいた香り。
色づきは見受けられませんが、
香りの変化はわかりやすく、
順調に熟成を重ねたことがうかがえます。
序盤から濃さと凝縮感がありますが、
旨みがスッと膨らみ、
スッと引く感じがするので
飲みにくさはありません。
一口目以降
飲み進めていくと、
口当たりに甘さが出てきて、
甘酸っぱさに苦みが混ざったような
より深い味わいに。
舌の上にほんのりとした甘さが残る後味。
辛さは3本の中では一番控えめ。
お酒の奥深い持ち味に負けない
濃いめの味付けのお料理に合いそうです。
あんこう肝だらけ鍋やどて焼、
いわしの生姜煮などといかがでしょうか?
三種三様の味わいがあり、
お好みが別れそうな3本。
いずれも冷酒の他、
燗酒でもお召し上がりいただけます。
今回最後のお酒です。。。
辰泉(たついずみ)
辰ism №3 特別純米酒 山廃仕込
福島県:辰泉酒造のお酒
日本酒度:±0 酸度:2、0
秋冬といえばこちら!
辰泉さんのオレンジ色のお酒です。
このお酒にしか出せない
特別な味わいがあって、
毎年頼りにしている一本です。
使われているお米は
会津産の美山錦。
精米歩合は60%です。
綺麗な山吹色をしたお酒。
そして食欲をそそる
酸味のきいた香り。
甘さと丸さ
充実感のある芳醇な味わい。
まんまるで角がなく、
苦味が全くないのかな?と思ったら、
キレの直前にキッチリと顔を出し、
その後はスッと切れて
キレ味気持ち良し。
味のメリハリが素晴らしいです。
いろんな味が複雑に味の層を
織り成していて、
スパイシーさもこちらのお酒の魅力です。
冷酒でもおいしいですが、
もしも気分とお好みに合うなら
断然、燗酒がおすすめです。
味が膨らみ広がり、
心と体に染み入る味わいです。
食べ物との組み合わせでは、
和とんもち豚のチャーシューや
枝豆バター、桜カルビの炙りなど、
コクと油気があるお料理とよく合います。
今回は会津娘の無為信2016・2017・2018と、
秋冬のお楽しみ 辰泉の山廃を
ご紹介いたしました。
どれもおすすめです。
気分とお好みでどうぞ。