昨日入荷した地酒を
詳しくご紹介していこうと思います。
最初のお酒はこちらです・・・

陸奥八仙の特別純米の新酒です。
無ろ過生原酒。
今回の陸奥八仙は、
発酵による炭酸ガスが含まれていて、
少しシュワッと軽快で刺激的です。
飲み飽きないおいしさがあります。
続きまして・・・

賀茂金秀 純米の新酒です。
今回の新酒は、
過去最高の出来とも言われていて、
期待していただいて問題ないと思います。
柔らかさを出している甘みとしっかりとした旨味、
まろやかさもあって、癖になるお酒です。

おりが混ざっています。
おりがらみの“おり”について
お話ししたことがなかったと思うのですが、
新酒の入荷により、
今後おりがらみのお酒が増えてきますので、
簡単にご説明しておこうと思います。
“おり”とは、
もろみを搾ったときに残って沈殿するものです。
おりが混ざると濁った状態になるので、
見た目としては、取り除いた方が
キレイかも知れないのですが、、
“おり”には、生きている酵母など
旨み成分がいっぱいあるので、
敢えておりが混ざったままにしてあるのです。
ちなみに、このおりが、
微々たるガスを作ったりもしています。
ちなみに、
にごり酒とは成分など、全くの別物です。
にごり酒は酒粕の粒々が混じっているので、
どろりとした舌触りを感じることがありますが、
“おり”には食感のような物を何も感じません。
透明なお酒同様にサラッとしています。
最後はこちらです・・・

東洋美人の新酒。
こちらは純米吟醸です。
当店では仕入れたかどうか
記憶が定かではないのですが、
東洋美人は去年の新酒が
ものすごく評価が高かったらしく、
今年の新酒を楽しみされていた方が
すごく多いみたいです。
ご注文の際には、飲まれる前に
香りをチェックしてみて下さい。
“妖艶”とも例えられる香りが
鼻に近づけるだけで感じられます。
お酒を飲む前に
酔いしれるかも知れません。
東洋の美人と名付けられるくらいですから、
骨太な感じではなく、上品なお酒なのですが、
口に入れると、芳醇な香りと、
どっしりとした旨みが一気に広がるはずです。
さらに陶酔します。
全体的なバランスとしても
良い出来みたいです。
それぞれに優れた特質があって、
飲み比べてみても面白いのではないかと思える
特別純米・純米・純米吟醸の3本です。
陸奥八仙ではシュワッと感に注目。
賀茂金秀では、たゆたう“おり”を観察し、
それなのに粒々感のないことを確認。
東洋美人では妖艶な香りに先ず酔う。
チェックをお忘れなく召し上がって下さい。