木曜日に入荷した新酒4本の
酒質についてお話ししていこうと思います。
最初のお酒です・・・

酉与右衛門(よえもん) 純米の新酒。
こちらのシリーズは、
酸度が標準的なお酒に比べて
少し高めな傾向にあります。
ただ、
2、0を超えるほど高い値でなはいので、
少しシュワッとするような刺激が
良いアクセントになっていて、
お酒全体のバランスをグッと引き締めています。
香りはそれほど強くありませんが、
当店でも食中酒として評判の良いお酒です。
続きまして・・・

伯楽星(はくらくせい) 純米吟醸の新酒。
新酒の季節なので、
おりがらみのお酒をよく見るのですが、
今回の伯楽星のおりは、
他のものよりも粗い感じがしました。
旨み成分がぎっしりと詰まっていそうです。
お酒のおいしさを邪魔しない爽やかな香りがあって飲みやすいので、
伯楽星を飲まれたことのない方にもオススメしたいです。
蔵元さんは、大震災の被害によって
蔵の場所を移されたのですが、
こちらのお酒はその新しい蔵でできた最初の新酒だそうです。
おいしくて、幸先の良い上々な出来栄えです。
どんどん続きまして・・・
七本槍(しちほんやり) 純米の新酒。
こちらのお酒は、
・しぼりたて
・無ろ過
・生原酒
・中取り
と、何と言うか、
盛りだくさんな内容になっています。
七本槍のシリーズの中では、
火入れした純米酒がスタンダードらしいのですが、
今回のお酒は火入れをしていないので、
味や香りも瑞々しく、ふくよかに感じられそうです。
ちなみに、ボトルの蓋は・・・

このようになっています。
最後です・・・

貴(たか) 特別純米の新酒。
こちらは、“直汲み”のお酒です。
搾りたてのお酒をそのまま瓶詰めするので、
ほとんど空気に触れることなく、
ものすごくフレッシュな状態で出荷できるのだそうです。
酸度も日本酒度もあまり高い値ではないのですが、
旨みとキレのバランスが良くて、
料理がよりおいしく食べられそうなお酒です。
昨晩は、
日本酒がお好きな方が多くお越し下さって、
おかげ様でたくさんご注文をいただきました。
今、上のメニューに載せてある各お酒が、
いずれもちょうど同じくらいの残量で、
半分くらい残っています。
どのお酒も
他のお酒に引けを取らないおいしさがあるようで嬉しいです。