3月9日に入荷した6本の地酒を、
1本ずつご紹介していこうと思います。
遅くなってごめんなさい。
それでは最初のお酒です・・・
酉与右衛門 吟ぎんが50 特別純米直汲み
“よえもん”の吟ぎんがといえば、魅力的なのが、
舌の上で跳ねるようなガスのピチピチ感!
ラムネみたい! ・・・までいくと言い過ぎですか、
透明な瓶と言い、爽快な飲み口と言い、
それとなく彷彿とさせるものがあります。

日本酒度+5、5 酸度1、9
鋭い切れ味が心地よいお酒です。
ご来店後、最初にビールをご注文されるお客さまが、
よえもん吟ぎんがの入荷時には、
初っ端からこちらをご注文されることもあるくらいです。
一度はお味見いただきたい個性的な1本です。
つづきまして・・・
寫樂 ささめゆき 純米吟醸生酒
昨年の12月の入荷時に
既にご紹介済みです⇒2011.12.16の記事
よろしければチェックしてみてください。
さくさく進めていきます・・・

墨廼江 蔵の華 純米吟醸
“蔵の華”というのは
使用されているお米の名前。
山田錦と東北140号を掛け合わせて
作られた宮城県産のお米です。

淡麗な辛口で、
料理の邪魔をしない穏やかな香りが特徴の
飲み飽きないお酒です。
どんどん続きまして・・・
乾坤一 特別純米辛口
数多く仕入れている地酒の中でも
“堅い”や“根強い”では言葉が足りないくらい、
当店では信頼ある銘柄です。
辛口と名付けられていますが、
ただ辛いだけではなく、スッキリとしていて
しっかりとした味わいが
すーーっと消えていく感じも素敵です。
酸味のバランスも良く、
程良くピリッとした刺激もあって、
期待せずとも癖になるお味です。
じゃんじゃん進めまして・・・

愛宕の松 「M」 純米吟醸生詰
当店初入荷の数量限定酒。
Memorial〔メモリアル〕の「M」です。

お酒の説明
酒質ですが、お米の濃い旨味が詰まり、
酸味で輪郭をキッチリと出したような
フレッシュな感も残しつつあるお酒です。
いよいよ最後です・・・

日高見 山田錦 純米
先日、
“とにかく香りが良く、
まろやかさとコクのあるお酒に仕上がる”
とご説明した山田錦使用の宮城の地酒です。
シャープな口当たりで、
どっしりとした重さはありませんが、
充分に美味しさが伝わってくる
火入れされた新酒です。
日高見もシリーズを通して
味に定評のあるお酒なので、
召し上がって下さい。
入荷時にお知らせしましたが、
3月9日入荷分は全て東北の地酒です。
この前、東北の食べ物への風評被害の
ニュースを読みました。
心が温かくなるようなお話も多く流れますが、
現実は大阪に住む私の想像よりも
ずっとずっと残酷なようで、
もしも私が作った食べ物が同じことをされたらと
想像するだけで、とてもショックでした。
当店では震災以来、
数多くの東北の地酒をご提供してきました。
中には、
「東北のお酒、ほんとに大丈夫?」と
お尋ねになった方もいらっしゃいましたが、
「見て!東北のお酒がいっぱいある!
ほらほら、飲んであげなあかんねんで!」と、
ご注文下さる方が、今現在もたくさんおられます。
お酒の説明書きに
震災の影響について書かれているのをご覧になって、
「そうかぁ。大変な思いをしはってんなぁ。」と言いながら、
しみじみ飲んで下さった方もおられました。
東北地方の地酒、
銘酒揃いだと大人気です!
変わらず東北のお酒を愛飲下さる
お客さまに心から感謝しつつ、
今後もお酒の魅力が伝わるように
褒めていきたいと思います。
震災の話に飽き飽きされている方も
いらっしゃると思いますが、
もしかしたら何かの縁で、
風評被害で傷ついている東北の方が
ご覧下さるかも知れないと思って、
何だかすごく遠回りかも知れないのですが
書いてみました。
次回は昨日入荷の
宮城県の地酒“浦霞”をご紹介しようと思います。