ご覧くださりありがとうございます。
引きつづき
地酒の入荷ラッシュが続いています。
地酒用の冷蔵庫がパンパンです!
繁忙期はお酒が入れ替わるサイクルが
普段よりも早くなるので、
常に市場をチェックしつつ
お料理に合いそうなものを選んでいます。
久しぶりに入荷する銘柄も増えますので、
是非ご注目ください。
さて、
12月6日(木)入荷分の
お酒をご紹介したいと思いますが、
その日は8本が到着しまして、
一度に載せるには本数が多いので
写真を2枚に分けています。
あまり記事が長くなり過ぎると
どうかな?と思いますので、
今回はその中から4本を
ご紹介しようと思います。

左から
磯自慢・永寶屋・百十郎・辰泉
それでは最初のお酒です。。。

磯自慢(いそじまん)
しぼりたて本醸造 寒造り
静岡県:磯自慢酒造のお酒
日本酒度:+4~5 酸度:1、2

スッキリとクリアな味わいが魅力の
静岡県の地酒 磯自慢。
今回の銘柄は寒造りの
新酒です。

使われている酒米は
全量でキヨ錦。
精米歩合は65%です。

香りは控えめ。
軽めの口当たりで、
水飴のような雑味のない甘さがあります。

中盤では苦味を伴った旨みが広がり、
しつこさのないキレでスッキリ。

癖がなく軽快な飲み口。
嫌われにくいお酒で、
どっしり系が好きとおっしゃる方以外には
お好みをそれほど問わず
楽しんでいただけると思います。

最初の日本酒としてもおすすめです。
つづきまして。。。

永寶屋(えいほうや)
純米吟醸 備前雄町 生原酒
福島県:鶴乃江酒造のお酒
日本酒度:+7 酸度:1、5
会津中将でも名高い
鶴乃江酒造さんの永寶屋。
今回は精米歩合55%の備前雄町が使われた
純米吟醸酒のご紹介です。

香りは慎ましやかで
ほのかに漂う酸味の混ざった果実感。

まるっこくて柔らかというのが
第一印象。
序盤は甘味は控えめで、
フルーティーなのですが、
徐々に出てくるような感じがしました。
甘さが広がるにつれて
旨みも広がります。
しっかりと充実した旨み。
苦味を伴って綺麗に切れます。
後味甘苦く、余韻が感じられます。

雄町らしいたっぷりとした旨みは、
重いほどではないのに、
飲み応えがあって
満足感を与えてくれます。

そこにプラスして、
後半は確かな辛さが
サービス精神旺盛で現れるので、
辛口しっかりなお酒がお好みの方は必飲です!
つづきまして。。。

百十郎(ひゃくじゅうろう)
赤面 大辛口 純米
岐阜県:林本店のお酒
前回の入荷は11月26日。
間を置かず2度目の入荷の百十郎です。
冷酒でも燗酒でも大丈夫なので頼もしく、
それでいて飲み飽きしないところが
嬉しい一本です。
お酒の詳しい説明は
先日入荷時の記事をご覧ください⇒こちら
なくなるのが早い
人気の純米酒です。
今回最後のお酒です。。。

辰泉(たついずみ)
純米吟醸 京の華一号 生酒
福島県:辰泉酒造のお酒
日本酒度:-1 酸度:1、5

辰泉さんの情熱が
ぎっしりと詰め込まれた京の華のお酒。
精米歩合57%の純米吟醸酒です。

口をつけてすぐに感じられたのは甘味。
それも、少し特徴のある
個性的な甘味(?)と思った瞬間に、
ガツンと濃厚な旨みがやってきました。
甘味に酸味と
かすかに塩味が混じったような風味で、
複雑な味なのに嫌みが一切なく、
個性が光っていて魅力的です。

お口の中でも香りが広がり過ぎず、
食中酒としては理想的だと思います。

旨みは膨らみの後、長く伸びて、
お米の甘味も最後まで活き活きしています。

表現が難しいですが、
オリジナリティーがあるのに
飲みにくさは0でおいしいです。
他では似ている銘柄が思いつきません。
是非お味見ください。
今回は4本のお酒をご紹介いたしました。
同日に入荷した残りの4本につきましては、
また次回ご紹介していきます。
最後になりましたが、
急に寒波が来ましたので
体調にお気をつけください。
今週も一週間お疲れさまでした!