こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
寒い。
寒さに慣れていないため、
とっても寒いですね。
風邪など引かれませんように・・・
本題に入りまして、
前回にひきつづき
12月6日(木)入荷分のお酒を
一本ずつご紹介していきたいと思います。
左から
会津娘(短稈渡船)・会津娘(山田穂)
十六代九郎右衛門・酒屋八兵衛
それでは最初のお酒です。。。
会津娘(あいづむすめ)
純米吟醸 短稈渡船
福島県:髙橋庄作酒造店のお酒
今回、酒米の異なる会津娘を
2本同時に仕入れたのですが、
そのうちの一本がこちら。
短稈渡船という酒米を使って醸された
純米吟醸酒。
実は昨年も2本同時に仕入れて
ご提供していました。
どちらも雰囲気が違って、
甲乙つけがたいです。
さて、こちらの短稈渡船版ですが、
精米歩合は50%。
爽やかな香りはスッキリとしていて、
あまり主張が強くありません。
少しシュワッと刺激のある
パンチのある口当たり。
酸味がきいていて、
甘酸っぱいというよりも
ベースの酸味に甘さがプラスされる感じで、
蜂蜜のような風味があります。
甘味が先にほぐれ、
酸味と旨みが混じり合います。
ブワッと一気に膨らんで、
スーッと引いていくスムーズな流れ。
切れた後は、
辛さというよりも
軽い苦みが舌に残りますが、
あまり長くは続かず消えます。
さらりとした食中酒です。
つづきまして。。。
会津娘(あいづむすめ)
純米吟醸 山田穂
福島県:髙橋庄作酒造店のお酒
山田錦の母といわれる
山田穂が使われた純米吟醸酒。
先ほどと同じく、
こちらも精米歩合は50%。
爽やかさに果実感が加わった
控えめな香り。
ちょっぴり酸を感じる甘みは
ふっくらふくよか。
旨みも丸く膨らみますが、
膨れ過ぎず終始綺麗で、
穏やかで柔らかい味わいです。
苦味もアクセントに少しだけ現れ、
すんなりと解けていくようなイメージ。
爽やかなお酒というよりも
甘みがあるタイプで、
角が全くなくて、落ち着きが感じられます。
後味には意外にも
辛さが残りました。
短稈渡船も山田穂も飲みやすいので、
比較的どなたにでもお勧めできます。
人気の会津娘の2本、
飲み比べを兼ねて召し上がるのも
おすすめです。
つづきまして。。。
十六代九郎右衛門
(じゅうろくだいくろうえもん)
山廃純米 美山錦 27BY 仕込49号
長野県:湯川酒造店のお酒
毎年このくらいの季節に
必ず仕入れる長野県の地酒
十六代九郎右衛門です。
数年間寝かされた後で販売となり、
角が取れたやや凝縮感のある
骨太な味わいが人気です。
上立香はあまりなくて、
山廃ならではの酸味やミルキーな気配も
ほぼ感じられません。
ほんのり色づいた山吹色。
滑らかで真ん丸の甘味が
最初にやって来ます。
一口目を飲んだ感じでは、
癖はほとんど感じられませんでした。
少し味に慣れた感もあって、
二口目には山廃らしい味が
やや増して味わえました。
まるっこくて、尖りがなく、
燗にすると満開に広がる香味を
お楽しみいただけます。
酸味がきいていますが
飲みにくさはなくて、
食事の味をより一層盛り上げます。
後味には
チリチリとした辛さを残したりして、
なかなかにくいお酒です。
今回最後のお酒です。。。
酒屋八兵衛(さかやはちべえ)
山廃純米酒 伊勢錦
三重県:元坂酒造のお酒
日本酒度:+4 酸度:1、5
11月15日(木)の入荷に続き、
今季二度目の入荷です。
燗にしてもおいしいですし、
前回入荷時は
スピーディーに売り切れました。
お酒の説明は
先日入荷時の記事をご覧ください⇒こちら
今回も大変おすすめです。
もちろん冷酒でもおいしいです。
今回は2種類の会津娘と
燗にしてもおいしい
十六代九郎右衛門と酒屋八兵衛を
ご紹介いたしました。
いろいろなお酒を味わえる季節。
気分とお好みでお楽しみください。