こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
お知らせページでも告知しておりますが、
大阪府からの要請により、
21時閉店の時短営業の期間が、
今月末31日(水)まで延長になりました。
また変更があった際には、
改めてお知らせいたします。
ご理解のほど
よろしくお願いいたします。
本題に入りまして、
今回は3月13日(土)入荷のお酒を
一本ずつご紹介していこうと思います。
会津中将は
ボトルのサイズが小さかったことと、
とにかくおいしかったようで、
早々に売り切れてしましました。
そういう経緯で、
今回は三本のお酒をご紹介いたします。
左から
辰泉・寫樂・花泉
それでは最初のお酒です。。。
辰泉(たついずみ)
特別純米ふなまえ酒
2020BY 辰ラベル№1
福島県:辰泉酒造のお酒
日本酒度:+2 酸度:1、7
毎年入れている辰泉さんの
ふなまえ酒。
今期は辰の模様が
オーロラのようになっています。
使われているお米は夢の香。
精米歩合は60%の特別純米酒です。
上立香は控えめですが、
透明感と味わいの両方を感じる
フルーティーな香りがします。
メロンのような、洋梨のような・・・
爽やかフルーティー系ですが、
ピンポイントでコレ!と例えられず。
口当たりのおいしさを楽しんでいると、
苦味がじわっと出てきて、
ふくよかに広がっていきます。
ふくふくと膨らみ、辛さを感じさせて、
最初の爽やかフルーティーさが
再び顔を覗かせ、
スルッと綺麗にキレます。
苦味がきいていて、
旨味はしっかり感じますが、
キレが良く、香りは控えめ。
癖がなく、フレッシュさもあるお酒です。
先日、ご来店くださったお客さまが、
間を置かず再訪してくださったのですが、
こちらの辰泉が記憶に残られたようで、
リピートしてくださいました。
魅力的な要素がたくさん詰まった一本。
何にでも合いそうですが、
醤油をつけるお造り
(酢で〆た鯖などのきずし含む)、
塩焼の地鶏、青じそと梅肉味のせせり、
ごま油と塩でお出しする
馬のこじゅつ(小腸)・・・
いろいろな料理に合いそうです。
是非召し上がっていただきたいお酒です。
つづきまして。。。
寫樂(しゃらく)
純米酒 初しぼり生酒
福島県:宮泉銘醸のお酒
寫樂の純米酒の新酒です。
このシリーズは、
当店では、純米酒となると
火入れ酒の入荷が多いので、
当店でも新酒はやはり人気です。
新酒ですが、雰囲気が若すぎず、
大人っぽい気配もある香り。
酸味が混ざった甘さのある香りで、
白桃のような、柑橘系の果物のような、
マンゴーのようなイメージです。
軽い渋味と苦味があって、
辛さは穏やか。
喉越しの後、
ギュッと苦味で締まります。
香りでも感じましたが、
新酒ですが、フレッシュさに
溢れている感じではなく、
生酒っぽさと落ち着きの両方を
バランスよく感じます。
後味はふわりと香りが残る程度の余韻。
飲み進めると甘味に艶が出て、
より丸みを感じるようになりました。
嫌われる要素のないお酒。
上質さがよくおわかりいただけると思います。
進むごとに辛さも徐々に濃くなっていき、
さらにおいしさが増していきます。
今回最後のお酒です。。。
花泉(はないずみ)
純米にごり酒 蔵元一年熟成
福島県:花泉酒造のお酒
先日の活性にごりも
抜群においしかった花泉酒造さんの
一年熟成のにごり酒という
何やら珍しそうな銘柄を仕入れました。
使われているお米は、
五百万石・夢の香・ヒメノモチ、
全て産地は会津で精米歩合は65%、
一度火入れされた純米酒です。
おりの量はたっぷりの
真っ白なにごり酒です。
香りは控えめ。
とてもかすかに酸味が香ります。
まろやかで全く角のない
クリーミーな口当たり。
ちょっぴり発酵感を感じる酸味、
甘酒のような風味。
徐々に苦味が出てきますが、
クリーミーさに包まれ、
刺激は強くはありません。
丸さはありますが、熟成感はなく、
穏やかにじんわりと
口の中に広がっていきます。
飲み始めてからの香りは
上立香が若干濃くなった程度で、
主張は控えめ。
辛さも刺激的ではなく、
優しい味わいのお酒です。
少しの苦さを残して消えていくキレ。
まったりとしていて、
油が甘いの料理にも合いそうなので、
ビールのイメージのある
馬カルビの炙りとも合うと思います。
今回は福島県の地酒三本を
ご紹介いたしました。
いずれもお勧め。
気分とお好みで是非どうぞ。