ご覧くださりありがとうございます。
広島県産のかきのシーズンが
もう間もなく終了で、
現在ご用意している殻付きのかきが
完売し次第シーズン終了です。
本題に入りまして、
今回はあたごのまつ・花邑・飛良泉の
3本のお酒ご紹介していきます。
それでは最初のお酒です。。。

あたごのまつ
鮮烈辛口 本醸造 新酒
宮城県:新澤酒造店+Kのお酒
日本酒度:+7 酸度:1、7
少し久しぶりに入荷のあたごのまつ。
精米歩合70%の本醸造酒で、
-5度の氷温貯蔵を経て出荷されています。

上立香はとても控えめで、
少し酸味が漂う程度です。
酸味と辛味でキュッと締まりつつ、
軽やかさのある淡麗辛口。

お口の中での香りに
わずかなアクセントを感じます。
ご説明したいのですが、
これに似てるというのが思いつかず・・・。
ですが、このアクセントがあることで
味の上に薄い香りが一枚被さるイメージで、
豪華さが増します。
苦味は穏やかで
スーーーッと素直に引いていきます。

癖がなく、最初のお酒におすすめ。
鮮烈辛口と言いますが、
皆さんウェルカムな親しみやすさがあります。
もちろん、辛口のお酒好きの方にも
大変おすすめ。
食中酒。
和食は何でも来い!な一本です。
つづきまして。。。

花邑(はなむら)
純米酒 生酒 陸羽田
秋田県:両関酒造のお酒
日本酒度:-3 酸度:1、5
可愛らしいピンク色の地に
メタリックな赤い文字で
可愛らしい雰囲気のお酒。
使われているお米は銘柄にもなっている
陸羽田(りくうでん)。
精米歩合は55%の純米の新酒です。

華やかさと蜜のような丸さを感じる上立香。
甘さのある香りもそこそこありつつ、
ふわっと開くような華やかな香りと味わいが
一体となって、ふんわりと広がります。

酸味は甘味に綺麗に溶け込んでいて、
スパイス的な辛さ、ひとさじの苦味は、
バランスの良い融合を感じます。

華やかさがありながら、
純米酒っぽい日本酒らしさ、
香りはあるのに食べ物を邪魔しない
食中酒としての完成度が高いです。
多くの方に好まれそうです。
今回最後のお酒です。。。

飛良泉(ひらいずみ)
山廃純米 NO.77
秋田県:飛良泉本舗のお酒
日本酒度:-22、0 酸度:4、2
飛良泉さんのマル飛というシリーズで
一番人気というこちらの銘柄。
使われているのは
美山錦と秋田酒こまち。
精米歩合は60%の山廃仕込みの純米です。

りんごのような酸味、爽やかで
予備知識なしの一口目としては
ちょっと刺激的でした。
ワイングラスで出されたら
フルーツワインのような雰囲気です。
苦味と辛味はとても控えめ。

密感もあるのですが、甘酸っぱくて
食前酒のようなおいしさがあります。
山廃のポイントでもある
枯れ感や発酵感は、かなり控えめです。
日本酒らしさという点では
古典的な要素はあまりなく、
新しさを感じます。

酸味のある食べ物とも相性が良さそう。
山廃のお酒ですが、燗は想像がつかず、
冷たいうちにお召し上がりいただきたいです。
最初のお酒にもおすすめです。
今回は3種類のお酒をご紹介いたしました。
テイストいろいろ。
気分と好みで、是非どうぞ。