ご覧くださりありがとうございます。
お酒市場でも秋のお酒を見かけるようになってきました。
当店でも少しずつ仕入れていく予定ですので、楽しみにしていてください。
本題に入りまして、今回は會津龍が沢と竹鶴の二本をご紹介いたします。
それでは最初のお酒です。。。

會津龍が沢(あいづりゅうがさわ)純米大吟醸 夏ノ生酒 夢の香
福島県:榮川酒造のお酒
日本酒度:-1、5 酸度:1、35
酒米 夢の香を全量で使用して造られた榮川さんの夏限定酒。
精米歩合は45%純米大吟醸です。
鼻を近づけると爽やかな香りが最初に来て、甘酸っぱさを持っていそうな気配が漂います。

口に入れると思いの外コクのある甘さと軽い苦味、少しの酸味を持った味を感じます。
フルーティーというよりもフローラル。
香りも華やかに広がります。上立香よりも豪華な香りです。

二口目は早い段階で辛さが訪れました。
膨らむというより、一本の芯が口の中を通るような広がりです。
喉越しは全部の味がひとつにまとまり、サラッとスマートなキレ。
大人な苦味が残りますが、残り方が上品。

これ以上の完成度高さを想像できないほどの仕上がりです。
もう一本のお酒です。。。

竹鶴(たけつる)清酒 燗にごり
広島県:竹鶴酒造のお酒

久しぶりの入荷の竹鶴。
なかなかしっかり濁っています。
ミルキーさと柔らかな酸味を含む香り。

甘さが先行して、苦味・酸味・コク・少しの枯れ感と、しっかりとした香ばしさが口の中で合わさっていきます。
終盤でチリチリとした辛さが現れます。
口の中での香りは上立香に香ばしさが加わった感じです。

甘味・苦味がしっかりとしています。
サーッと流れるようにキレていきます。

食べ物によく合いそうで、マッコリに似た雰囲気があるせいか、焼き物に合いそうと想像しました。
まろやかですが、メリハリがあります。
食べ物と一緒にどうぞ。
今回も趣異なる二本のお酒をご紹介いたしました。
気分とお好みで、是非どうぞ。