ご覧くださりありがとうございます。
この頃、あんこう肝だらけ鍋はいつまでですか?とご質問をいただく回数が増えてきました。
気温が温かくなってくるとあんこうの肝の濃厚さが欠けてくるため、あんこうの肝の具合にも左右されますが、だいたい3月の中旬頃までかと予想しています。
是非ご検討くださいませ。
今回も一本だけですが、秋田県の刈穂をご紹介しようと思います。

刈穂(かりほ)純米吟醸 総槽掛搾り 生 新酒あらばしり
秋田県:秋田清酒株式会社のお酒
刈穂の新酒。
使われているお米は秋田酒こまち、精米歩合は55%の純米吟醸酒です。
あらばしりとはお酒を絞るときに最初に出てくる部分のこと。
微量しかとれないそうで、華やかな香りや力強さを感じる味わいが出やすい部分と聞きます。

蜜を豊富に含んだ熟したりんごのような上立香。
丸い甘味がダイレクトに伝わってくる序盤。
ボリューミーでジューシー。
口の中に留めていると、チリチリとした辛さが出てきます。

勢いがあって若々しさもあり、生き生きとした印象を受けます。
酸味は溶け込んでいて大きく目立たず、フルーティーです。
キレで軽い苦味を感じます。
キレ良く、スッキリな後味。
辛さが漂う余韻。

口の中では香りはそれほど広がりません。
二口目以降は、フレッシュで爽やかな甘酸っぱさに味の感覚が変わりました。
飲みやすい新酒らしい新酒で、多くの方にお勧めしたいです。
是非どうぞ。