ご覧くださりありがとうございます。
トップページやキャンペーンページでもお知らせしていますが、昨秋からご提供してきましたあんこう肝だらけ鍋と、ととろ特得まつりは、現在ご予約いただいている分をもちまして終了いたしました。
今シーズンもたくさんのご注文をいただきました。
誠にありがとうございました。
本題に入りまして、今回は乾坤一と富誉咲をご紹介いたします。
それでは最初のお酒です。。。

乾坤一(けんこんいち)純米吟醸 吟のいろは
宮城県:大沼酒造店のお酒
日本酒度:-6 酸度:1、3

吟のいろはという綺麗な名前のお米が使われた乾坤一。
ラベルもとても綺麗です。
吟のいろはは宮城県で蔵の華に次いでできた酒米だそうで、膨らみのある柔らかなお酒に仕上がる傾向にあるようです。
精米歩合は50%の純米吟醸酒です。

若さを感じるクリアな香り。可憐さを感じます。
舌に染み込んでいくような質感。
丸い甘さは透明感があって、瑞々しくてジューシー。

フルーティーとフローラルの中間のような香味。
事前にお酒の情報を見てから試飲するかは、そのときどきによって違うのですが、今回はお米の磨き具合を知ってから飲んだので、若干の先入観はあるにしても、洗練された上品さが光っています。

日本酒度はマイナスの値ですが、辛さがあって、きちんと締まります。

後半はスパイシーで、スルスルとキレます。
甘さとさりげない苦味の後味も大人っぽくて美味。
飛行機のファーストクラスでも出せるお酒だと思います(想像)。
つづきまして。。。

富誉咲(とよさき)純米大吟醸
兵庫県:大関株式会社のお酒
日本酒度:+3 酸度:1、6
大関酒造さんが作られている精米歩合50%の純米大吟醸酒です。
大関さんの公式ページでの紹介やオンラインショップでの販売はない銘柄です。
これまでにも数回仕入れたことがあって、私が好きなタイプの飲みやすいお酒です。

清楚で上品な芳香。
以前のイメージよりも甘さはスッキリで、柑橘系の果物のような酸味が重なります。
クリアでおしとやかな印象は変わらず。
辛さと苦味がじわじわと現れ、苦味が伸びていきます。
旨味はしっかりというよりも、柔らかく爽やか。

二口目は序盤から苦味が存在感を出して、芯になって続きます。
スッとキレて気持ちの良い後味。
無濾過生原酒や山廃のお酒など、しっかりタイプのお酒がお好きな方には、スイスイとし過ぎるかも知れませんが、飲みにくさが全くないので、その日最初の日本酒や日本酒をあまり飲み慣れていらっしゃらない方にもおすすめです。
今回は高級感を感じるお酒を二本ご紹介いたしました。
気分とお好みで是非どうぞ。