ご覧くださりありがとうございます。
昨日12月16日(水)から、
大阪府からの要請により、
当店も時短での営業を始めました。
今のところ期間は
12月29日(火)までの予定です。
この期間中は、
営業時間が18:00~21:00
ラストオーダーが
料理 20:00 飲み物 20:30
21:00完全閉店となります。
馬肉メニューと鍋物メニューの
ご提供はご予約のみです。
馬肉料理はご注文から
ご提供までに時間が必要なこと、
鍋物メニューは仕入れ量の判断が
現在とても難しいことが理由です。
ご不便をおかけいたしますが、
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
あんこう肝だらけ鍋のお取り寄せ、
予約お持ち帰りのご注文とお引取りは
変更なく承っておりますので、
お願い事が続きますが、
ご検討を宜しくお願いいたします。
本題に入りまして。。。
ご紹介を待っている地酒が
増えてきました。
気づけば、
地酒がお得キャンペーンの記事も
今回で50回目!!
引きつづきご注目ください。
今回ご紹介するのは、
12月8日(火)入荷の以下の三本です。

左から
福祝・黒龍・こんな夜に・・・
それでは最初のお酒です。。。

福祝(ふくいわい)
備前朝日50 純米大吟醸
無濾過 一火
千葉県:藤平酒造のお酒
岡山県産の備前朝日という
珍しいお米を用いて造られた
精米歩合50%の純米大吟醸酒です。

スッキリとした中にフルーティーさを
ごく軽めに感じる上立香。

甘さは控えめ。
抜群の透明感。
酸味と苦味が先行して
甘さが少し遅れて加わると同時に
コクが現れます。

まろやかで濃厚。
出だしがクリアで軽めでしたので、
最初は、
あれ?このままスッキリしたまま
進んでいくのかな?と思ったのですが、
そんな疑問をガラッと取り去るように
膨らみました。

生原酒の力強さは
飲み進めるごとに強まり、
甘さもまた深くなってきます。

辛さが出てきて、
味の膨らみと流れに
終止符を打つようにキッチリとまとめ、
スーーーッと甘辛さを持ったまま
キレていきます。

飲み始めと終わりとでは
まるで別のお酒かのように
どんどんと深まります。

しっかり味の純米大吟醸です。
つづきまして。。。

黒龍(こくりゅう)
垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒
福井県:黒龍酒造のお酒
黒龍の垂れ口のお酒を仕入れました。
秋にひやおろしを仕入れたときも
ラベルには、黒龍ではなく、
「ひやおろし」が
ででん!と書かれていましたが、
今回も黒龍という名前よりも
「垂れ口」が目立ちます。
珍しいと思います。

使われているのは
福井県産の五百万石、
精米歩合は65%で仕込まれた
本醸造酒です。

ほんのりとアルコール度数の高さを
感じる上立香。
本当にごくわずかですが、
半透明に感じるくらいのおりがらみ。

口に入れた途端に大きく広がる
果実感のある香りと味わい。
りんごのような
酸味を軽く含んだ風味で、
甘酸っぱいマスカットや梨のような
爽やかさもあります。
適度な苦味も持っていて、
コクと一緒に濃醇な味を
楽しませてくれます。

香りのイメージと実際の味が
ガラリと異なったので、
ちょっとビックリしましたが、
これは嬉しい驚き。
濃厚ですが、
辛さと苦さで一瞬締まって
サッと引いていきます。
後味は甘苦で
しばらく続きます。

生酒のジューシーさもある
フルーティーな一本です。
甘口のお酒がお好きな方にも
おすすめしたいです。
今回最後のお酒です。。。

こんな夜に・・・
(こんなよるに・・・)
雷鳥 奔酒 純米無濾過生
おりがらみ しぼりたて
長野県:㈱仙醸のお酒
日本酒度:+3 酸度:1、4
こんな夜に・・・シリーズの
奔酒の雷鳥を久しぶりに仕入れました。

今ご用意しているお酒の中では
一番しっかりと濁っています。

使用米は美山錦、
精米歩合は70%の純米酒です。

シュワッと活きの良い発泡感があって、
香りは爽やか。
口の中では
酸味と苦味が合わさったところに
淡く甘味が溶け込んでいます。

発泡感が味に軽快さを
持たせているように思いますので、
発泡感が落ち着くことがあれば、
味に重量感が出ると思います。

おりの量はこのくらい
さりげない辛さをきかせてキレます。
余韻に味はほとんど残りませんが、
辛さがしばらく留まります。

味はありますが、
重たさを感じさせない
ハツラツとした元気よさがあり、
個性を光らせつつ、
大変飲みやすくまとまっています。

香りの主張も強くはないので、
現在ご用意しているお酒の中でも、
一味違う食中酒と感じます。
今回は産地の異なる三種類のお酒を
ご紹介いたしました。
気分とお好みで是非どうぞ。