ご覧くださりありがとうございます。
昨日、
地酒がたくさん入荷いたしました。
いよいよ秋の本番で、
冷蔵庫に並ぶラベルが、
秋らしくなってきました。
そろそろ早めの新酒も
出てきています。
楽しみが広がります。
引きつづきご注目ください。
よろしくお願いいたします。
今回は。。。


11月4日(水)入荷の善き哉と
11月5日(木)入荷の奈良萬の
二本のお酒をご紹介しようと思います。
それでは一本目のお酒です。。。

善き哉(よきかな)
純米吟醸
福島県:名倉山酒造のお酒
日本酒度:-0、5 酸度:1、3
山田錦が使われた
善き哉の純米吟醸酒。
精米歩合は50%です。

フルーティーな香り、
少~しだけ梅のような風味・・・が
したような気がする程度の風味。
酸度の値は低いのですが、
酸味がきいていて甘酸っぱく、
また少~しだけですが、
はちみつ梅のような
甘塩っぱい感じもします。

極々わずかな渋味がスパイスになっていて、
後半の味のアクセント。

喉越しは辛口です。
適度な枯れ感は、
飲み進めると徐々に微増してきます。

香りはお口の中では、
強くはありませんが、
上立香とは趣異なる香りが
ふんわりと広がります。
苦味は穏やかですが、
後味には甘苦さが残り、
次第に消えていきます。

味がありつつ、
さらっとしています。
透明感のある綺麗さは
お米の磨き由来でしょうか?
多くの方におすすめできる
味ののった純米吟醸酒です。
もう一本のお酒です。。。

奈良萬(ならまん)
純米 無ろ過瓶火入れ 中垂れ
福島県:夢心酒造のお酒

秋限定の奈良萬も
毎シーズン仕入れる銘柄です。
使われている酒米は、
会津産の五百万石。
精米歩合55%で仕込まれています。

ヨーグルトのような発酵感を
薄く漂わせる香り。

口に入れた途端に旨味が弾ける
そこそこパワフルなスタート。

その後は馴染みが良くて
すんなりと舌に絡み、
凝縮感のある味わいでお口を満たし、
シュル~っと消えていきます。

柔らかですが控えめな甘味、
落ち着いた酸味、
ほわんとした苦味はソフトですが、
太さがあって続き、
味に幅と充実感を出しているように思います。

飲み込むのを待って
しばらく留めていると、
じんわりとした辛さも出てきます。

さらりとした後味で、
食べ物によく合うお酒です。
今回は味ののった
秋らしい魅力満載の二本のお酒を
ご紹介いたしました。
どちらのお酒も、かき料理にも
あんこう肝だらけ鍋にも
合うと思います。
気分とお好みで是非どうぞ。