こんにちは。
先日取材を受けた雑誌
週刊現代さんの発売日がいよいよ近づいてきました。
今度の月曜日(9日)に発刊予定です。
私たちは写っていませんが、
どんなふうになっているのか楽しみです。
さて、
12月4日に入荷したお酒6本を
それぞれご紹介していこうと思います。
それでは最初のお酒です。。。
七重郎(しちじゅうろう)純米吟醸 無ろ過原酒
今シーズンも仕入れました
赤い七重郎です。
特約店限定の一本。
11月20日発売が開始された二回火入れの新酒です。
ナッツ類を思わせるような香ばしい匂いが薄っすらとして、
その後風味は少しフルーティーに変化するそうです。
口当たりは滑らかで、
ゆっくりと旨みが広がります。
少しの渋味が柔らかい甘みと混ざり、
喉越しはキュッと軽快に飲めます。
蔵元の稲川酒造さんは
会津磐梯山のふもとの猪苗代町にある
150年以上の歴史ある酒蔵さんです。
七重郎はそちらのお酒の中でも
特に人気のあるこだわりの逸品です。
つづきまして。。。
峰の雪(みねのゆき)純米 醇[じゅん]
蔵元さんは1811年創業の老舗ですが、
こちらのお酒は昨年に新たに発売が開始された
まだ新しい銘柄です。
春先に搾ったお酒をじっくりと時間をかけて熟成されました。
熟成の甲斐あって、味は乗って落ち着き、
とげとげしさの全くない
とてもマイルドなお酒に仕上がっています。
香りも味も柔らかい完熟の純米酒です。
口当たり柔らかく、旨みがグーッと伸びて、
喉越しと余韻はスーッと溶けるように消えていきます。
先日、お勧めして封切りを飲んでくださった
若い女性のお客さまにも喜んでいただけました。
最近は若い方や女性のお客さまにも
お酒のご注文をいただくことがすごく増えました。
峰の雪も好発進です。
つづきまして。。。
宮川屋 萬代芳(みやがわやばんだいほう)
山廃仕込 純米吟醸
当店でハズレなしの人気を放つ『風が吹く』シリーズを
造っておられる白井酒造店さんのお酒です。
風が吹くは銘柄によって、
ピンクだったり、緑だったり、ゴールドだったりと
カラフルで目を引くので目立ちますが、
こちらは蔵元さんの屋号を称した代表的なお酒です。
お米は有機栽培にこだわって造られたものを使用されており、
おいしいだけではなく、心遣いが感じられます。
こちらは冷でもおいしいのですが、
燗にするとより一層の本領発揮という感じで
さらにおいしくなり、おかわりされる方が増えます。
お米のうま味が十分に出ていて、
山廃仕込みらしい濃厚な味わいと
落ち着いた穏やかな香りが
上手に融合している食中酒です。
キレと後味もよく、
当店のお勧めの燗酒としてはトップ5には入る1本です。
もっとつづきまして。。。
辰泉(たついずみ)山廃仕込 特別純米酒 美山錦
またやってきました。
だた今回も既に残りが少ない状態です。
昨夜、お客さまが燗酒をご注文の際、
他にもお勧めが多かったので、
特に何も言わずにいたら、こちらを選ばれました。
私が『それ大人気です!とってもお勧めです!』と言って
ものすごく張り切ってお持ちしたら、
大きいサイズで2本飲んでくださいました。
やはり強いな。辰泉は。
・・・と、
お勧めしたわけでも、ましてや私が造ったわけでも、
そもそも大して何をしたわけでもないのに、
私は、してやったりな気分になりました。
何度か仕入れますが、
一口をきっかけに気に入っていただけるので、
おかわりされる方が多く、
あまり多くのお客さまに行き渡らないうちに
完売してしまうことが多いです。
ただ、そのお客さまは毎回変わるので、
ファンが着実に増えていて嬉しいです。
お酒の詳しい説明は初回入荷時の記事をご覧ください(こちら)。
どんどんつづきまして。。。
國権(こっけん)山廃仕込 50% 特別純米酒
國権って、結構よく仕入れているのに、
そういえばあんまり記事を書いていないように思い、
少し過去のデータを振り返ると
最近では11月17日入荷分、それから10月1日入荷分は
ご紹介する間もなく、1日~3日ほどで売り切れていました。
過去の記事をリンクで貼って、当店での近況や様子を書いて、
文章を手抜き 少し省略しようと思いましたが、
あぁ、なるほど。そういうことか。
こちらの國権は見た目の黒さと
どっしりとした印象を与えていることから、
『ボスっぽい國権』と私は呼んでいます。
控えめな蝶々のラベルが可愛らしい『てふ』シリーズも
入荷の際には羽ばたくように売り切れますが、
こちらの國権はさらに早く、一晩で空になったことが何度もある
いい意味で中毒性のある旨酒です。
てふは冷でご提供するお酒ですが、
こちらは時期的にも冷よりも燗酒がお勧め。
地酒をよく飲まれている男性の方からの人気が
当店では特に高いように思います。
山廃仕込みの特別純米のお酒ですが、
大吟醸クラスの50%までお米を磨いてあるので、
とても綺麗な仕上がりです。
口当たり柔らかく、酸味は丸く、味わいは厚く深く、
一口一口じっくり味わいたくなるお酒です。
國権はおりの量がものすっごい山廃など、
綺麗な山廃のお酒が特に多いように思います。
(結局長くなりました。)
今回最後のお酒です。。。
飛露喜(ひろき)特別純米 かすみ酒
ご厚意でまた飛露喜が来ました!
抽選だったり、〇ヵ月待ちだったりする飛露喜。
今回は薄くにごった新酒です。
もちろん、当店での入荷は初めて。
香りは新酒のわりにはふんわりと少々控えめです。
口に含むと甘みの旨み広がり、フレッシュさを感じる味わいです。
封切りから時間が経つにつれて、フレッシュさは少し落ち着き、
代わりに辛みが頭を出すようになってくると噂もある銘柄です。
通常12月上旬に販売されるものが早くも登場です。
是非お味見下さい。
今回は会津のお酒6本をご紹介いたしました。
熟成感のある秋のお酒と搾りたての新酒、
どちらも相変わらずお勧めです。
お召し上がりくださいませ。