ご覧くださりありがとうございます。
桜が綺麗に咲いており、
早いもので四月に入りました。
今日はお知らせがとても多いので、
一番閲覧数が多いこちらのページにも
簡単に載せておきます。
まずは一つ目・・・
本日よりメニュー等の表示価格が
税込価格変わります。
二つ目は・・・
広島県産のかきのシーズンが終了目前です。
今現在ご用意している
殻付かき(1個 550円)が
完売しましたらシーズン終了です。
三つ目は・・・
現在実施している
21時閉店の時短営業期間を
❝4月4日(日)まで❞に変更いたします。
まん延防止等重点措置の適用により、
4月5日(月)~5月5日(水・祝)の期間は、
臨時休業を予定しております。
営業時間や期間については
変更が多く恐縮です。
また変更が加わることがありましたら、
お知らせページなどで
改めてお知らせいたします。
本題に入りまして。。。
今回は3月24日(水)入荷の
五本のお酒をご紹介していきます。
本数が多いので少し長いですが、
粒揃いですので、お付き合いください。

左から
田酒・弥右衛門
永寶屋・而今・作
それでは最初のお酒です。。。

田酒(でんしゅ)
特別純米酒
青森県:西田酒造店のお酒
人気の田酒が久しぶりに入荷しました。
精米歩合は55%の特別純米酒です。

甘味を感じる香り。
とろとろでまんまるで、
少し凝縮感のある濃い甘味。
厚みのある旨味がすぐに感じられ、
酸味はソフトで、
辛さは強くありませんが、
きちんと締りがあります。

しっかりと太い味の幹のようなものがあり、
ブレずにズドーンと伸びていきます。
厚みは程良くありますが、
飲み込みにくさはありません。

飲み進めると
苦さと辛さがにじみ出てきます。

一口目は甘さが印象に残りましたが、
最後の一口は苦辛さが印象的でした。

スッとしたキレも魅力。
私の記憶違いかも知れませんが、
今回は今までに飲んだ
同じ銘柄の印象よりもフルーティーでした。
おいしいです。
つづきまして。。。

弥右衛門(やうえもん)
純米吟醸 直汲み生原酒
福島県:大和川酒造のお酒
こちらはお酒屋さんの頒布会商品。
ラベルは、
会津若松在住の画家の方が
デザインされていて、
昨年の頒布会商品では
赤いろうそくのラベルだったと思います。
二本のろうそくが重なり、
アルファベットのXに見えるのは、
今年が東日本大震災から10年なので、
ローマ数字での10=Xに
重ねているとのこと。
未来を照らしてくれる
灯火になればという願いが
込められているそうです。

搾りたてのお酒が
極力空気に触れないように、
即座に瓶詰めされて出荷されています。
使われているお米は
自社田、自社栽培の夢の香で、
精米歩合は55%の純米吟醸酒です。

香りは控えめ。
口に入れると一気に広がる
メロンに似たフルーティーな香りと味わい。
おりがらみですが、
おりの量は瓶底に
本当に少しだけ乗っている程度で、
グラスに注ぐとおりがチラチラと漂い、
濁るところまではいきません。

軽くピリピリと刺激がある舌触り。
ですが、味自体はまろやかでもあり、
フレッシュさもあって、
前半はほとんど感じませんが、
後半は苦味が高まり、
喉越しと余韻にも
柔らかい苦味がきいています。
辛さは穏やか。
重たくはありませんが、
苦味の高まりと共に味が深まります。
嫌われる要素なく、
多くの方に好いていただけると思います。
つづきまして。。。

永寶屋(えいほうや)
純米吟醸 備前雄町 28BY 火入れ
福島県:鶴乃江酒造のお酒
日本酒度:+7 酸度:1、6
永寶屋の純米吟醸酒の
5年熟成物です。
永寶屋の純米吟醸酒は
何度も仕入れたことがありますが、
熟成された銘柄は初めての入荷です。

使われているお米は、
岡山県産の雄町、
精米歩合は55%、
一回火入れされています。

穀物の香ばしい香り。
まろやかな舌触り、
上立香と同じ香ばしい香りが
ほんのりと梅のような風味を交えて
口の中を大きく広がっていきます。
骨太で飲み応えがあるタイプ。
甘味は落ち着き、
主張はそれほど強くなく、
酸味と苦味がきいています。
辛さは+7の高い値ですが、
まろやかにじんわり現れます。
キリッと締まり、
スッととても綺麗なキレ。

5年も熟成されていますが、
ひねた感じや枯れた感じはなく、
まろやかさは感じます。
しっかり味の純米吟醸、
香ばしい香りは
味と抜群に良く調和して統一感があり、
完成度の高さを感じさせます。
つづきまして。。。

而今(じこん)
純米吟醸 千本錦 火入れ
三重県:木屋正酒造のお酒
今回が初めての登場の
大人気の而今。
定価の何倍もの価格で
取引されることが多いシリーズです。
そういうわけで、
当店でも次回入荷の目処が皆無ですので、
こちらのみ、お一人様一杯限定です。

使用米は千本錦、
精米歩合は55%の純米吟醸酒です。

かすかな枯れ感を遠くに含む
青りんごのような香り。

甘酸っぱくて滑らか。
親しみやすさと上品さの両方を持った
飲みやすい味。
辛さは穏やかで苦味も優しく、
渋味は、ほぼありません。
二口目は下にピリッと
少しだけ刺激があるような、ないような、
見逃すと感じそびれる刺激があって、
一口目よりも
酸味がきいているように思いました。

香りは口の中では強くなく、
初めはフルーティーですが、
甘酸っぱさが落ち着いた後半は
フローラルっぽさを感じました。
スーーーッと引き際が良いお酒。
どなたにもおすすめです。

甘味が蜜のように丸く、
照りがあって綺麗。
私が好きなタイプのお酒です。
今回最後のお酒です。。。

作(ざく)
純米吟醸 恵乃智
三重県:清水清三郎商店のお酒
こちらも大変人気のシリーズ。
今回の作は恵乃智と書いて、
『めぐみのとも』と呼ぶそうです。
精米歩合60%の純米吟醸酒。

フルーティーな香り。
飴のような丸みとコクのある甘味に
若干の苦味が隠れていて、
酸味は控えめです。
口の中での香りは
上立香と同様の香りが、
上立香よりも大きめに広がります。

辛さはチリチリしませんが、
キリリとしていて、
やや辛口の部類に入ると思います。
サラッと軽いキレ。

終盤になると、
初めにコクがあった甘さは
爽やかな甘さに変わり、
全体を通した感想としては爽やか。

香はありつつも、
味の邪魔は全くしておらず、
飲みやすいです。

どのくらい飲みやすいかを
例えてみると・・・
おしゃれなお店で
ワイングラスで出てきそう。
ファーストクラスで出されていそう。
欧米人とかワインをよく飲む
外国人の方にもすごく好まれそう。
そんなイメージがパッと浮かびました。
日本酒を飲み慣れておられない方にも
おすすめしたい、
新しい雰囲気を感じる日本酒です。
今回は頒布会のお酒や
希少銘酒を中心に、
なかなか手に入らないお酒が揃いました。
4月5日(月)以降は
約一か月ほど休業予定なので、
明日・明後日・明々後日しか
営業日がありませんが、
気分とお好みとタイミングで
是非どうぞ。
次回の更新が未定ですが、
引きつづきご注目ください。
よろしくお願いいたします。