こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
日が暮れるのが遅くなり、春の日差しを少しずつ感じるようになってきました。
今日からご提供している美禄は当店で今シーズン最初の春のお酒です。
是非ご笑味ください。
本題に入りまして、今回は白露垂珠とは風が吹くをご紹介したいと思います。
それでは最初のお酒です。。。
白露垂珠(はくろすいしゅ)無濾過純米 超にごり 生酒
山形県:竹の露のお酒
日本酒度:+1 酸度:1、4
白くしっかりと濁った白露垂珠です。
使用されているのは出羽の里。
精米歩合は掛米で60%、麹米で77%です。
香りは控えめ。
軽いガス感があります。
甘味が極々控えめで珍しさに驚きました。
日本酒度の値は+1ですが、かなり辛口に感じます。
癖がなくてスカッとしており、酸味・苦味は味のベースに溶けています。
無濾過の純米酒ですが、辛さがきいているのと、アルコール度数が14、5度とそれほど高くはないせいか軽快です。
口の中での香りも控えめ。
後味にかすかに苦味が残ります。
夏のお酒のような爽快感があり、冷たいうちがおいしいと思います。
キレも軽くて心地良く、スイスイと飲み進めてしまいそうです。
最初の日本酒にもおすすめですし、最初のお酒でも良いと思います。
もう一本のお酒です。。。
風が吹く(かぜがふく)山廃仕込 純米吟醸 生酒 中取り うすにごり
福島県:白井酒造店のお酒
日本酒度:±0 酸度:1、6
会津にて有機栽培で作られた五百万石を全量で使用。
精米歩合50%で醸された純米吟醸酒です。
フルーティーで華やかな上立香。
甘酸っぱさにすぐに苦味が加わって、バナナのような風味を感じました。
太さがあって、酸味と苦味がしっかりと伸びていきます。
口の中での香りは品良く、じわっと辛さも出てきて充実感を保って広がります。
綺麗さがあり、程良く飲み応えもあり。
酸味と合わさった苦味・辛味をきかせて、ダイナミックにキレます。
苦味が主に漂う後味。
華やかさ、太さ、香りと味の流れバランスが良いお酒です。
今回は趣の異なる2本のお酒をご紹介いたしました。
どちらもおすすめ。
気分とお好みで是非どうぞ。