ご覧くださりありがとうございます。
一昨々日入荷でメニューに
榮川 AIZU limited「I」を
加えたのですが、
ご紹介できぬまま
売り切れになりました。
榮川さんは、
AIZU limitedの他、
榮川・會津龍が沢でもお馴染みですし、
また何かしら登場しますので、
また他銘柄でもご贔屓にお願いいたします。
今回は、
11月1日(日)入荷の
二本のお酒をご紹介いたします。

左:こんな夜に・・・
右:鶴乃江
それでは最初のお酒です。。。

こんな夜に・・・
(こんなよるに・・・)
山椒魚 純米吟醸 無濾過生
長野県:(株)仙醸のお酒
日本酒度:±0 酸度:1、7

数あるこんな夜に・・・の中で
当店では一番登場回数が多いでしょうか?
信州産の金紋錦が使われた山椒魚は、
精米歩合50%の純米吟醸酒です。

酸味に淡い甘さが合わさった香り。
私の鼻がおかしくないと良いのですが、
何かホイップクリームみたいな
丸くって、ちょっとミルキーな
珍しい香りがしました。

フレッシュさ感じる
ピリピリッとした舌触りで、
出だしから酸味と辛さが
きいているように思いましたが、
長くは続かず、優しい甘味が残ります。

無濾過のお酒なのですが、
透明感があって、角がなく、
甘さが開いて柔らか。
香りはあるにはあるのですが
広がりすぎず、
ジューシーな味がメインのお酒です。

喉越しが良くて、
少しずつ消えていくようなキレ、
甘苦さがしばらく留まります。
鼻を抜ける香りに
ホイップクリームっぽさが
再び訪れました。
日本酒の香りを
ホイップクリームみたいだなんて
ちょっとアレなのですが、
決して嫌な香りではなく
むしろ好ましい香りです。

どっしりしていない無濾過生酒、
クリアさが光ります。
もう一本のお酒です。。。

鶴乃江(つるのえ)
亀の尾 純米酒火入れ R1BY
福島県:鶴乃江酒造のお酒
日本酒度:±0 酸度:1、5
綺麗な亀甲柄のラベルが特徴的な
鶴乃江酒造さんの鶴乃江。
ラベルは少し違うのですが、
8月8日に純米生酒の鶴乃江を仕入れ、
今回が二度目の入荷の
まだ新しいシリーズです。
前回とても好評で、
今回火入れバージョンが出たとのことで、
注文いたしました。

使われているのは
幻のお米と言われる亀の尾、
精米歩合65%の純米酒です。

グラスに注ぐときに
柔らかなとろみを感じました。
青りんごやマスカットのような
爽やかさと甘さの両方を持った
果実感のある香りがしますが、
香りから受ける甘さの気配は控えめです。

柔らかくて滑らか、
綺麗で上質だと瞬時にわかる
甘さが印象的というのが最初の感想。

酸味は完全に溶けていて、
ほろ苦さが味に深みを出しています。
香りからの予想で、
甘酸っぱいのかな?と思いましたが、
どちらかというと心地良い甘苦に思います。

辛さもあって、サラーーーッと
フルーティーな甘味を残すキレ。

ふくよかですが、膨らむというよりも
伸びていくように感じます。

バッチリ仕上がっていると思います。
多くの方に
召し上がっていただきたい一本です。
今回はこんな夜に・・・と
鶴乃江をご紹介いたしました。
今回の銘柄
こんな夜に・・・の山椒魚は
もう何年も常連の銘柄ですし、
鶴乃江は会津中将・永寶屋で
信頼置けるさすがの鶴乃江酒造さんです。
どちらもおすすめです。
気分とお好みで是非どうぞ。