こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
厳しい残暑が続きますが、
八月も下旬。
お変わりなくお過ごしでしょうか?
まだ夏のお酒のシーズン。
今回は8月18日入荷分の
五本のお酒をご紹介していきます。
左から
辰泉・ささまさむね
会津中将・花邑・國権
それでは最初のお酒です。。。
辰泉(たついずみ)
京の華一号 純米吟醸 無濾過生酒
福島県:辰泉酒造のお酒
日本酒度:+1 酸度:1、6
辰泉さん渾身の
京の華が使われた銘柄。
現在お酒屋さんでは
火入れのものが販売されていますが、
こちらは生酒バージョンです。
精米歩合は57%の
純米吟醸酒。
香りは控えめ。
新鮮な果物のような
爽やかさと甘さがあり、
舌に馴染みの良い柔らかさ。
酸度の値から想像していたよりも、
酸味は強くは感じませんでした。
少しずつ苦味が淡く絡み、
穏やかに広がる旨味。
苦さと辛さを伴うキレ。
余韻はほんのり甘苦です。
お口の中ではりんごのような香りと
少し香ばしい風味が感じられました。
『柔らかで滋味深い旨み』がコンセプト。
飲みやすく仕上がっていて、
滋味深さもあるのですが、
洗練された上品さもあると思います。
新しさも感じる一本で、
多くの方に召し上がっていただきたい
上質なお酒です。
つづきまして。。。
ささまさむね
特別純米 生酒
福島県:笹正宗酒造のお酒
お酒屋さんの頒布会商品で、
特別に造られた銘柄ですが、
来年は商品化を目指しておられるそう。
フルーティーでサッパリとした香り。
角のない甘味、
1テンポ遅れて加わる苦味。
広がっていきますが、
大きく膨らむという感じではなくて、
しっとりとしています。
酸味は控えめ。
辛さはジワジワと
ちょっとずつ存在感を増していき、
辛さが引いていくに合わせて
シュルシュルと消えていくキレ。
上品な辛さ加減で、
綺麗な香りがほんのりと広がります。
嫌われる要素が見つからない
優等生な辛口酒。
目立ち過ぎず、
食べ物を引き立てます。
つづきまして。。。
会津中将
(あいづちゅうじょう)
夏限定吟醸酒 R1BY
福島県:鶴乃江酒造のお酒
日本酒度:+2 酸度:1、2
今シーズン二回目の入荷の
会津中将の夏限定酒。
たまに、
お客さまに「何か飲み~」と
言っていただくのですが、
こちらの会津中将があるときは
ごちそうになることが多いです。
ずーーーーーーーーっと
飲んでいられそうなくらいおいしいです。
お酒の詳しい説明は
初回入荷時の記事をご覧ください⇒こちら
今回も大変おすすめ。
アルコール度数も控えめですので、
最初の日本酒にもおすすめです。
つづきまして。。。
花邑(はなむら)
純米吟醸 雄町
秋田県:両関酒造のお酒
入手困難な日本酒として有名な
十四代の社長さんのノウハウと
両関酒造さんの個性とが融合された
出荷量の少ない希少なシリーズ。
なかなか定価では買えない銘柄です。
当店でも扱うのは今回が初めて。
使われているお米は雄町。
精米歩合は50%の純米吟醸酒で
瓶火入れが一回されています。
華やかな芳しい香り。
透明感も漂います。
ソフトな甘さ、少々の酸味、
香味がお口の中を満たしていきます。
二口目は柑橘系の果物のような
爽やかさが加わり、かすかな渋味と
静かな辛さが出てきました。
苦味は強くなく、
スーーーッと消えていくようなキレ。
私は花邑を知らず、
珍しいお酒が手に入ったという情報だけで
試飲したのですが、
先入観なしでも上質さが
ダイレクトに伝わる味わい。
旨味もきちんとあって、
雄町らしさと
大吟醸レベルの磨きの綺麗さが
両立されているお酒です。
華のある甘味もあるので、
女性にも気に入っていただけそうです。
今回最後のお酒です。。。
國権(こっけん)
紅てふ 純米酒
福島県:国権酒造のお酒
日本酒度:+5 酸度:1、4
こちらも今シーズン二回目の入荷。
國権てふシリーズの新商品の
辛口の純米酒です。
使われているお米は夢の香。
精米歩合は80%なのですが、
ワイルドさは感じない純米酒です。
前回入荷時に好評でしたし、
母が気に入ったので、
あまり間を置かず
再度仕入れることにしました。
純米酒らしさと
辛さの両方が魅力的で、
食べ物に幅広く合わせやすいのも
素敵なポイントです。
お酒の詳しい説明は
初回入荷時の記事をご覧ください⇒こちら
今回もよろしくお願いいたします。
今回は五本のお酒が揃いました。
いずれも甲乙つけがたい面々。
気分と好みで是非どうぞ。