ご覧くださりありがとうございます。
いいお天気!
明日からしばらくお天気崩れるそうで、
昨日今日と貴重な晴れ間ですね。
今夜はお席に余裕がございますので、
ご来店のご検討をよろしくお願いいたします。
さて。。。
新入荷のお酒のご紹介をしていきたいと思います。

左:小左衛門 右:武勇酒蔵
入荷は3月13日(火)ですが、
ご提供し始めたのは一昨日からです。
まだまだたっぷり入っています。
それでは最初のお酒です。。。

小左衛門(こざえもん)
Another Device 純米吟醸 生燗ブレンド
岐阜県:中島醸造㈱のお酒
日本酒度:+2 酸度:1、7
小左衛門から、初めての銘柄を仕入れてみました。
その名も『生燗ブレンド』。
五百万石・美山錦・雄町・生もと雄町・ひだほまれという
5種類の酒米で造られた純米吟醸の生酒を
繊細なバランスで配合してできあがった一本です。

冷酒でも燗酒でも飲むことができる嬉しいお酒。
香りは控えめ。
透明感がある綺麗めな香りです。
口当たりが甘塩っぱくて珍しいのですが、
お口の中でバナナのような風味が広がります。
異なる数種類のお酒が混ざっている効果か
途中で味が変化して、ちょっと複雑な味わい。
樽酒のような少し香ばしいような雰囲気もあります。

味の膨らみはそこそこ。
重たさはありません。
酸度高めな値ですが、
それほど強くは感じられず、
やや余韻を残す感じで、
緩やかに解けていくような印象です。

ぬる燗でも試飲してみました。
これまで、お酒は温めると、
酸味が穏やかになるようなイメージだったのですが、
こちらのお酒はぬる燗にしてみたら、
苦みと酸味が際立ちました。
苦味は嫌な苦みではなく、
酸味もキレの良さを担っていて、
意外にも、ぬる燗ではかえってスッパリと切れました。

あのお酒と似ているというのが思いつかない
オリジナリティーがありながら、
個性的過ぎないお酒です。
もともと小左衛門のお酒自体が
嫌われにくいお酒ですので、
その良さがベースにあると思います。
二口目は、一口目と味が変わったような・・・
という、いろいろな顔を持つお酒です。
もう一本のお酒です。。。

武勇酒蔵(ぶゆうさかぐら)和やか 純米吟醸 雄町
茨城県:㈱武勇のお酒

こちらも初めて扱う銘柄。
武勇さんの酒蔵シリーズから
雄町のお酒を仕入れてみました。

使われているお米は
岡山県産の雄町。
精米歩合は58%です。

香りはクリアさの中に
ほんの少し華やかさが混じった感じですが、
主張は強くありません。

雄町のお酒らしく、
口当たりからして旨みがふくよか。
辛味はそれほど強くはありませんが、
味の大切な要素としてきちんと存在しています。

旨みが広がった頃、
柑橘系の果物のような
爽やかな風味が感じられました。

その爽やかさは軽快さに変わり、キレ良です。
ほのかに苦辛いような後味が短く残ります。

丁寧な造りを予想させる上質さが
隅々にまで行き届いています。

お料理とも相性が良さそうで、
くえのお造りやくえ鍋、鯖のきずしや、
らっきょう、焼いた万願寺とうがらしなどにもあいそうです。
今回はお馴染みの小左衛門と武勇から
初入荷の銘柄2本をご用意いたしました。
ご検討をよろしくお願いいたします。