ご覧くださりありがとうございます。
ここ数日は
シュワシュワ地酒まつりについて
お話ししていますが、
その他の地酒も引き続きご用意していきます。
先日もお酒が新しく入荷いたしましたので、
ご紹介していきます。

左から
川鶴・會津龍が沢・喜楽長
それでは最初のお酒です。。。

川鶴(かわつる)純米吟醸 讃岐風花
香川県:川鶴酒造のお酒
日本酒度:+4 酸度:1、8

当店では珍しい香川県の地酒。
綺麗な名前の讃岐風花は
「さぬきかざはな」と読みます。
麹米には雄町が用いられており、
掛米には雄町を中心にオオセトや
さぬきよいまいが使われています。
精米歩合は雄町が58%で、
あとの2種のお米は55%です。

川鶴のお酒というと、
飲み応えのあるドッシリとしたお酒が
多いそうですが、
今回のお酒は後半と後味に
軽快さが出るように造られているそう。

造られたのが昨シーズンで、
夏を越し・・・冬を越し・・・
販売に至っています。
香りもおだやか。
すんなりと舌に溶け込むような口当たり。
寝かされていたことで
円熟味が増しています。

お米の濃いコクがありつつ、
酸味は透明感があってふくよか、
飲み応えのあるタイプですが、
キレの良さが軽やかを感じさせます。

日本酒度の値では辛口に入りますが、
甘辛さは中間の旨口です。
一回火入れされていますので、
冷酒でもぬる燗でもおいしそうです。
つづきまして。。。

會津龍が沢(あいづりゅうがさわ)
純米吟醸酒 一回火入れ
福島県:榮川酒造のお酒
日本酒度:+3 酸度:1、5

榮川さんのニューフェイス
會津龍が沢。
榮川酒造さんがいらっしゃったときに
とてもお勧めだと教えていただき、
当店でも初めての入荷後、
早速ファンになってくださった方もおられて
頼もしい存在です。
流通が限られているみたいで、
特約店限定のシリーズではないかと思います。
レアなのも嬉しいところ。

ここ最近は生詰のものを仕入れていましたが、
今回のお酒は火入れされた純米吟醸酒。
使われているお米は美山錦で、
精米歩合は55%です。

おしとやかな華やかさと
少し甘みを含んだ香り。
軽い甘さを感じさせる口当たりは
綺麗で上品です。
その直後にドンッ!と
アタックしてくるようなイメージで、
すぐに厚い旨みが膨らみます。
一口目でおいしさが
ハッキリとわかるお酒です。

辛さを伴いスッと切れて、
全く重たくなく、後味爽やか。
飲み飽きせず、最後の一口まで
おいしく召し上がっていただける
上質な食中酒です。
今回最後のお酒です。。。

喜楽長(きらくちょう)
特別本醸造 あらばしり
滋賀県:喜多酒造のお酒
日本酒度:+5、3 酸度:1、5
滋賀県の地酒で
やや辛口のお酒です。
今回仕入れた特別本醸造のお酒は
この度が初入荷。

使われているお米は
精米歩合60%の山田錦です。
平成29年度の
大阪国税局清酒鑑評会にて
優秀賞を受賞した銘柄。

この賞は燗酒部門で授与されており、
冷酒でも良いのですが、
燗酒の方がよりお勧めという一本です。
もう少しいうと、
ぬる燗よりも熱燗がお勧めです。

ツンとせず、柔らかな口当たり。
本醸造のお酒というと、
純米酒などと比べると、
アルコールっぽさが立っているという印象を
お持ちの方もおられるかも知れませんが、
こちらは丸みがあって綺麗で
重たくありません。
喜多酒造さんの商品には
本醸造のお酒の種類が多いらしく、
力を入れて造っておられることも
おいしさの理由だと思います。

燗にすると、
さらに丸みと味が膨らみ、
綺麗さはそのまま。
しっとりとおいしいお酒です。
今回は香川・福島・滋賀と
異なる3県の地酒が揃いました。
夜はひんやりすることもある季節。
燗酒もお勧めです。
気分とお好みでご検討ください。