こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
今日は冷たい雨模様。
暖かくしてお過ごしください。
気温が低くなってきまして、
明日いよいよ広島県倉橋島産の
かき料理がスタートいたします。
メニューなどは
【広島県産かき料理】ページに
記載しております。
今シーズンもご贔屓にお願いいたします。
本題に入りまして、
今回は10月26日(月)入荷の
二本のお酒を
ご紹介していきたいと思います。
左:弥右衛門 右:奥播磨
それでは一本目のお酒です。。。
弥右衛門(やうえもん)
純米辛口ひやおろし
福島県:大和川酒造のお酒
日本酒度:+8 酸度:1、7
毎秋仕入れる
弥右衛門の秋限定のひやおろしです。
数年連続して仕入れているので、
秋らしいオレンジ色と
紅葉のラベルを見ると
秋の到来を感じます。
使われているお米は夢の香、
精米歩合は60%の純米酒です。
少し発酵感のある酸味を持った香り。
ピリッと舌に一瞬の刺激があって、
フレッシュさを感じます。
落ち着きとコクのある甘酸っぱさと
シャープな辛さがほぼ同時にやってきて、
辛さは伸び伸びと続きます。
試飲してから日本酒度の値を見てみて、
+8だと知ったのですが、
度数ほどの辛さは感じませんでした。
軽い渋味で締まる終盤。
飲み進めるにつれて
苦味が開くように出てきます。
お口の中でも香りが香ばしく、
味ものっていて秋らしい
ホクホクとした膨らみある味わい。
太さもほどほどあるのですが、
スル~ッと消えていくキレがスマートです。
今季もおいしい秋の弥右衛門。
食べ物と合わせることで
よりおいしそうですし、
お酒の温度が緩んでも
おいしいと思います。
もう一本のお酒です。。。
奥播磨(おくはりま)
播秋 夢錦 山廃純米生
兵庫県:下村酒造店のお酒
日本酒度:+7 酸度:2、7
奥播磨の山廃、
珍しく一度も火入れなしの
ひと夏寝かされた生原酒。
使われているのは兵庫夢錦、
精米歩合は55%の純米酒です。
酸味と程良い枯れ感のある香りで、
ちょっとだけパンのような
香ばしい香りがします。
柑橘系の果物のような酸味を舌に感じ、
しっかりとした太い幹があって、
いろいろな味の要素が
枝葉で広がっているようなイメージ。
幹の部分は安定感抜群でありつつ、
骨太で頑丈。
甘味と酸味の強弱が
五分五分のバランス。
どちらも主張があります。
飲み込むと鼻を通る香りにも
発酵感のあるパンのような香りがあって、
山廃の持ち味も嫌味なくきいています。
山廃がお好きな方にも
そうでない方にも飲んでいただける
守備範囲の広い山廃の風味の加減。
アルコール度数が17度ですが、
喉越しはよくて、
スーッと消えていくキレ、
後味はさらりとしています。
こちらも食中酒です。
温度が緩んでもおいしそうです。
今回は味ののった
二種類のお酒をご紹介いたしました。
気分とお好みで是非どうぞ。