入荷ラッシュで遅くなりましたが、
3月20日(水)に入荷した4本地酒をそれぞれご紹介していきます。
それでは最初のお酒です。。。
黒龍(こくりゅう)燗専用 純米吟醸酒 「九頭龍(くずりゅう)」
先日仕入れた黒龍純米吟醸がおいしかったので、
今回は燗専用のお酒を仕入れました。初入荷です。
「九頭龍」というのは、ご存じの方もおられるかと思いますが、
日本の神話にも出てくる9つの首を持つ龍のことです。
伝承によって、
妖怪だったり、供養されて神様だったするようです。
黒龍酒造の水の源が九頭竜川というところだそうで、
そこから名づけられたお酒です。
お米のふくよかな旨みが感じられ、
酸味も少し感じられるのですが、余韻もあって、
お酒の熱と相まってほっこりとした気分にさせてくれます。
最近お疲れ気味の方にお勧めしたいです。
つづきまして。。。
和田来(わたらい)純米大吟醸 亀の尾
こちらも今回が初入荷のお酒。
山形県の地酒で純米大吟醸酒です。
「田んぼ」から収穫したお米から作ったお酒で、
飲まれる方に「和み」が「来る」ようにと願い
名づけられています。
素敵ですね。
こちらは冷酒です。
華やかと表現される吟醸香と
上品な味わいが特徴。
先日、召し上がったお客さまはおかわりしてくださり、
評判は上々です。
さらに続きまして。。。
ゆきの美人(ゆきのびじん)純米吟醸 しぼりたて 生
「ゆきの美人」と言うほどですから、
寒い地域のお酒だろうと思うと、なるほど秋田県の地酒です。
秋田美人ですね!
こちらも初めて仕入れたお酒です。
新酒で生酒なので、冷たくしてご提供しています。
少し酸度が高めで、
ピチピチとするような軽い刺激が感じられます。
渋味と苦みがほぼなく、
口当たりもよくジューシーなお酒です。
飲む前にあまり香りがないのですが、
飲むと一気においしさがやってきます。
秋田美人に注いでもらったイメージで飲むと、
より一層おいしいのではないでしょうか?
もっとつづきまして。。。
真名鶴(まなつる)山廃仕込 純米酒
こちらも今回が初のお酒、
「まなつる」という福井県の地酒です。
冷でもおいしく、ぬる燗でもおいしい柔軟なお酒です。
辛みは中辛口と言ったところ。
やや濃醇で余韻を残すタイプのお酒です。
香ばしいようなお米の香りがお口の中で広がり、
しっかりとした味わいが魅力。
ぬる燗にすると、味に丸みが出て
冷とはまた違った趣でおいしくなります。
ラベルのデザインは純和風なのですが、
ボトルには何やらインターナショナルなタグが付いていました。
全量手仕込みの小さな酒蔵さんだそうなのですが、
ホームページを拝見すると、
文章ごとに丁寧な英語翻訳がついていました。
お酒を紹介するページでは、
日本語、英語ときて、フランス語の訳までありました。
この前ニュースで見ましたが、
今、日本の地酒を海外に売り出そうという
政府主催の(?)取り組みがあるそうです。
販路が広がるといいですよね。
さて。。。
今回は最近にしては少ない4本なので、
ついでと言ってはなんですが、
3月22日(木)に仕入れた白隠正宗もご紹介しておきます。
白隠正宗(はくいんまさむね)山廃純米
もう何度も仕入れていますが、
山廃好きのお客さまに特に人気の高い銘柄です。
これまでは冷でお出ししていたのですが、
温めてもおいしいと思います。
柔らかい香りと、山廃のお酒らしいコクが
綺麗に調和して、膨らみのあるお酒に仕上がっています。
静岡もお水がいいらしくて、
おいしい地酒が多いですね。
今回は、5本のお酒をご紹介しました。
先にご紹介した4本は初入荷ということで、
縁とタイミングでお召し上がりいただきたいです。
白隠正宗はぬる燗を始めてから初めての入荷で、
こちらにも新たな楽しみがあります。
お召し上がりください。