ご覧くださりありがとうございます。
先週水曜日から新年の営業を再開いたしました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、
胃の不調により、
昨秋からお酒のご紹介をお休みしていましたが、
少し不調が落ち着いている感じがするので、
お酒のご紹介を再開しようと思います。
今回は、
山の井・鶴乃江・百十郎の三本をご紹介いたします。
それでは最初のお酒です。。。

山の井(やまのい)
別注オリジナルブレンド
福島県:会津酒造のお酒

お酒屋さんの頒布会商品です。
会津酒造さんの令和二年仕込みの
3本のタンクのお酒がブレンドされていて、
普通であれば、この価格では販売できない
内容なのだそうです。
精米歩合は70%。

やや濃厚さがうかがえる質感。
とろみのある蜜のような甘味、
チリッとしたスパイシーさ、
酸味と同じくらいの強さの苦味が
混ざり合ったおいしさ。

香りは程良く、
味の移り変わりとともに膨らみます。
苦味をきかせてサクッとキレます。

一口目に感じたスパイシーさは
飲み進めるにつれて落ち着きました。
甘口のお酒がお好きな方にもお勧めしたい
華やかさがあって、
可愛らしい印象のお酒です。
つづきまして。。。

鶴乃江(つるのえ)
亀の尾 純米酒 R1BY
福島県:鶴乃江酒造のお酒
日本酒度:±0 酸度:1、5

会津中将や永寶屋でもお馴染みの
鶴乃江酒造さんの屋号が使われた銘柄。
使われているお米は全量で会津産の亀の尾、
精米歩合は65%の純米酒です。

フルーティーで清涼感のある香り。
香りとマッチした
花の蜜のような旨味のある甘味に軽い酸味。
令和元年に醸造されたお酒ですが、
枯れ感なしのまろやかさ。
徐々に苦味がきいてきて味が深くなります。

一口ごとに味が深くなっていくというより、
一口目から完成度が高く、
新たな一口で、最初のような綺麗な香りを
また新感覚のように楽しめます。

後味も綺麗で、
最初の一口目~飲み干した後の後味まで
上品でおいしいお酒です。
今回最後のお酒です。。。

百十郎(ひゃくじゅろう)
白炎 純米吟醸 幕開・生原新酒
岐阜県:林本店のお酒

百十郎の純米吟醸の新酒です。
使用米は五百万石で精米歩合は60%。

飲む前の上立香は透明感があって
スッキリとしています。

口の中では一瞬
甘いお酒かな?と思ったのですが、
柑橘系とパイナップルが混ざったような
果実感のある酸味がすぐに出てきます。
辛さも同時に出てきて、
早いタイミングで辛さが伸びていきます。
残っていた甘さはコクがあって、
甘苦い余韻が残ります。

林本店さんの中では一番馴染み深い
超辛口の純米酒 百十郎赤面のイメージが
強いのも一因と思いますが、
生原酒というだけあって濃厚。

日本酒度としては
高そうな感じはしないのですが、
私には辛さは厚みがあり、
旨味もあって奥深く、
キレはシャープでした。
香りはそれほど強くありません。
焼がきや地鶏を焼いたものに
よく合いそうと頭に浮かびました。
今回は趣異なる三本のお酒を
ご紹介いたしました。
次回また数本ご紹介予定です。
ご注目ください。
よろしくお願いいたします。