ご覧くださりありがとうございます。
一昨日、今シーズン最初の
広島県倉橋島産のかきが
到着いたしました。
ホームページにも
【広島県産かき料理】ページを
加えてあります。
いろいろなお料理を
ご用意しております。
ご予約も承っておりますので、
ご検討をよろしくお願いいたします。
さて、お酒の話題に移りまして。。。
今回は11月7日(水)入荷の
地酒をご紹介していきます。

左から
山和・こんな夜に・・・
鳳凰美田・乾坤一
それでは最初のお酒です。。。

山和(やまわ)
純米吟醸 美山錦50
宮城県:山和酒造店のお酒
日本酒度:+2 酸度:1、7
久しぶりの入荷になりました。
宮城県の地酒の山和です。
珍しい色調のラベルが
目を引きます。

使われている酒米は美山錦。
精米歩合は50%。
中身は大吟醸ともいえるお酒です。

少し酸味の混じった爽やかな香り。
さほど強くなくておしとやか。
サラリと透明感のある酒質で、
味が幅広になり過ぎず
サッパリとした飲み口で、
グイグイ進んでしまいそうなお酒です。
すごくまろやかなのに
角のない酸味がきいていて、
辛さは控えめ。
スッキリと軽快にまとまっています。

最初の一杯目としても良いと思いますし、
日本酒を飲み慣れていない方にも
スイスイと召し上がっていただけそうです。
入荷したばかりのかき土佐酢などとも
相性が良さそうです。
つづきまして。。。

こんな夜に・・・(こんなよるに・・・)
山椒魚 純米吟醸 無濾過
長野県:㈱仙醸のお酒
日本酒度:±0 酸度:1、7

岐阜県の地酒
こんな夜に・・・シリーズの中で
一番好きなのがこちらの山椒魚。
使われているお米は
ひとごこち。
精米歩合は50%です。

酸味のある甘さ控えめな
食中酒らしい香りです。

一瞬ちょっとだけ刺激のある舌触り。
ふっくらとふくよかな甘味と
そこに綺麗に溶けた酸味が
間髪いれずに一気にやってきます。
序盤からダイナミックで
大胆な味の展開です。

和梨のような甘酸っぱさに
ほんのりと苦味が加わり、
三位一体のジューシーな味わいとなって
お口の中に広がります。

スーーーッと引いていって、
喉越しは辛めで綺麗。
甘苦さを舌の上に
ちょっとだけ残すような
余韻が楽しめます。

食べ物の組み合わせとしては
桜カルビの炙りや
どて焼などと合いそうです。
つづきまして。。。

鳳凰美田(ほうおうびでん)
純米吟醸 五百万石 ひやおろし
栃木県:小林酒造のお酒
日本酒度:+3

現在はご用意がありませんが、
濃いゆず酒も名高い
小林酒造さんの鳳凰美田。
今回はひやおろしのお酒を仕入れました。

使われているお米は
五百万石。
精米歩合は55%の
秋限定の純米吟醸酒です。

香りはフルーティーで華があって、
鼻を近づけるだけで気分が上がります。

まんまるな
蜂蜜のような甘味が特徴的。
すぐに力強く綺麗な旨みが広がって
スッと切れます。

きめの細かい酸味が
見事に溶け込んだ甘味は、
口の中で少しずつ模様が変化していき、
その都度それぞれおいしいという
甘味だけでも味わい甲斐がある、
ちょっと不思議な味の移り変わりです。

後にしつこさはなく、
飲みやすいですが、
味の幅も充分にあって
バランスよくおいしいです。
今回最後のお酒です。。。

乾坤一(けんこんいち)
冬華 純米吟醸 原酒
宮城県:大沼酒造店のお酒

綺麗な名前の乾坤一。
冬華と書いて『とうか』と読みます。
今回のお酒は限定流通のもので、
地元の宮城県下でも
限られたお酒屋さんにしか
卸さていないそうです。

使用米は
宮城県産のササニシキ。
精米歩合は50%です。

かすかに酸味のある香りは
主張が控えめ。

甘塩っぱい甘さが
まるまるとしています。
コロンコロンのまるみです。

辛さと苦味がマッチした
お米を感じさせる乾坤一らしい
コシとコクのある味わいが、
じわじわと膨らみ、広がります。

酸味もきいていて
シュッとシャープなキレ。
喉にしっかりとした辛さを感じます。
どなたにも嫌われることなく、
しっかりと魅了してくれる食中酒。
一口目から最後の一滴まで
おいしいです。
今回は4本のお酒をご紹介いたしました。
秋のお酒は甘みにとろみがあって
まろやかで味がのっています。
どれもおすすめです。
気分とお好みでどうぞ。