こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
ただいま期間限定でくえ鍋をご提供していますが、タイミングによってはくえの唐揚げ、くえの煮つけ、くえのお造りをメニューに加えています。
ご来店の際にメニューにありましたら、よろしくご検討ください。
さて、今回もお酒のご紹介をしていきます。
今回は乾坤一・美酒の設計・あたごのまつを試飲しました。
それでは最初のお酒です。。。
乾坤一(けんこんいち)超辛口 純米吟醸 原酒
宮城県:大沼酒造店のお酒
日本酒度:+14~15
食べ物によく合う宮城県の地酒 乾坤一。
美山錦を使用し、精米歩合50%で醸した純米吟醸で、一回の火入れが行われています。
透明感のある甘味がほんのりと漂う上立香。
口の中では甘さよりも強めの酸味を感じ、ホクホクとはしていないクリアな香ばしさが感じられました。
キリリとエッジのきいた辛味。
口の中で留めていると徐々に丸さが出てきますが、スパイシーさは変わりません。
キレはシャープで爽快。
また次の一口がおいしく進みます。
原酒でアルコール度数は17~18と高いのですが、辛さで軽やかさがあるので、重量感はあまり感じません。
優しい旨味。
それぞれの味の要素がバランス良く活きています。
飲み飽きしないタイプのお酒。
多くのお客さまにおすすめですし、最初のお酒にもおすすめです。
お水を挟みつつお召し上がりください。
つづきまして。。。
美酒の設計(びしゅのせっけい)純米吟醸 生酒
秋田県:齋弥酒造店のお酒
雪の茅舎を造っておられる齋弥酒造店の美酒の設計。
本が出版されるほどの銘柄で、ファンも多いお酒です。
使用酒米は兵庫県産の山田錦。
全量で使われており、精米歩合は55%です。
りんごのような香りと爽やかさを備えた甘味が綺麗というのが最初の印象。
酸味は独立しておらず、アクセントはありますが、大きく目立つことはありません。
少しずつ出てくる気持の良い辛さ。
好みは人ぞれぞれですが、私は抜群に良い塩梅だと思いました。
キレは序盤の爽やかさが鼻を抜け、スルスルとキレます。
生酒ですが、飲み進めるにつれ、わずかな発酵感を感じ、滋味深さが出てきました。
味と香りのバランスが良く、香りがありつつ、食べ物によく合うお酒にばっちりと仕上がっています。
今回最後のお酒です。。。
あたごのまつ 純米大吟醸 吟のいろは
宮城県:新澤醸造所のお酒
日本酒度:+1 酸度:1、6
2020年に宮城県で誕生した酒米 吟のいろは(父:出羽の里 母:げんきまる)が使われている純米大吟醸酒。
精米歩合は50%です。
吟のいろはは、宮城県としては1997に誕生した蔵の華に続いて、2種目の酒米。
冷害に強く、ふくらみがあって柔らかな味わいのお酒に仕上がりやすいとのこと。
飲む前のりんごのようなフルーティーな香りに期待値が高まり、口の中では白ぶどうのような香りに。
柔らかな甘さと共に、口に入れた途端に苦味も現れました。
中盤からは辛さも程良く出てきて、気づいたらいつの間にか加わっていた酸味が馴染んでいます。
とても洗練されている印象で、スマートな流れ。
キレもあります。
雑味なく綺麗で、二口目以降は酸味が更に少しきいて、辛さがもっと早い段階から出てきました。
私はすごく好きなタイプのお酒ですが、新澤酒造店さんの紹介ページには香りはバナナとの記載が・・・
是非、ご自身でお確かめください。
今回は3本のお酒をご紹介いたしました。
気分とお好みで是非どうぞ。