こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
お店のテーブルには
お一人様ずつに紙製のシートを敷いていて、
それには季節の草木が描かれているのですが、
ただいま使っているのは
イチョウがデザインされたもの。
御堂筋も真っ黄色でとっても綺麗です。
・・・が、気温がさらに下がってきて、
インフルエンザも流行り始めている様子。
慌ただしい時期に入りますが、
体に気をつけながらお過ごしください。
さて、先週土曜日ですが、
地酒が新入荷いたしました。
左から
永寳屋・龍泉・會津龍が沢・泉川
一本ずつご紹介していきます。
それでは最初のお酒です。。。
永寶屋(えいほうや)秋上がり 辛口純米 生詰
福島県:鶴乃江酒造のお酒
日本酒度:+7 酸度:1、4
会津中将も造っておられる鶴乃江酒造さんの秋のお酒です。
使われているお米は広島県産の八反錦。
精米歩合は60%です。
香りはそれほど強くなく、
食事の邪魔をしない食中酒を期待させます。
口当たりは滑らかで、
一瞬感じる甘さには上質さがうかがえます。
その後、辛さと共に十分に旨みが広がり、
膨らみ過ぎる前に閉じていくような感覚です。
後半は若干の苦みを感じますが、
味のアクセントというよりも
お酒の味の流れに強弱をつけるような印象で、
酸味が味を引き締めます。
のど越しも良いのですが、
気持ちの良い余韻が残ります。
冷酒でも燗酒でも召し上がっていただけます。
味がのっていておいしいです。
味のある辛口でお勧めです。
つづきまして。。。
辰泉(たついずみ)
純米吟醸 美山錦 特別誂え 28BY新酒
福島県:辰泉酒造のお酒
日本酒度:±0 酸度:1、5
こちらはお酒屋さんの頒布会用の特別な銘柄。
今年の5月にも同銘柄が入荷しており
めちゃくちゃおいしかったのですが、
この度、お酒屋さんが貴重な残りを譲ってくださることになり、
嬉しい再入荷を果たしました。
こちらのお酒は
ただいまご提供しているお酒のなくなり具合を見て
後ほどお出しする予定です。
折を見て上のメニュー表に加えますので、
もう少しの間、楽しみにお待ちいただければと思います。
お酒のテーマは
『上質な酸味とふくよかな旨み』。
無濾過生の無加水のお酒です。
蔵元さんは
『フレッシュな清涼感と
無濾過ならではの芳醇な香と甘みを
お楽しみください。』と書いておられました。
重複する内容もありますが、
5月入荷時の記事はこちらです。
タイミングを見てご提供するので、
あいにく今のところテイスティングなしです。
物腰柔らかな社長杜氏さんが仕込まれたお酒で、
お酒屋さんは人柄そのままのお酒とおっしゃっていました。
何度かお目にかかったことがありますが、
いつもニコニコと穏やかな杜氏の新城さん。
誠実に丁寧に心を込めて
お仕事をされていそうだな~と毎回思います。
お米の旨味を引き出すのが抜群にうまい辰泉さんの
特別誂え(あつらえ)の限定酒。
期待値高くても大丈夫と思います。
乞うご期待!です。
つづきまして。。。
會津龍が沢(あいづりゅうがさわ)
純米吟醸 原酒 生詰
福島県:榮川酒造のお酒
日本酒度:+4 酸度:1、6
榮川酒造さんの新商品の登場です。
限定600本の希少なお酒。
蔵元さんの気合い入りまくりの自信作で、
新シリーズとして展開されていくとのことです。
名前にもなっている會津龍が沢というのは、
日本名水百選の磐梯西山麓湧水群が湧き出る地。
今回のお酒は、そのおいしいお水で仕込まれています。
使用米は会津産の美山錦。
精米歩合は55%。
お水やお米だけではなく、
ラベルのデザインも地元のデザイナーさん作という
会津づくしの會津龍が沢。
香りはやさしく控えめ。
会津のお米の旨みを含みつつ、
名水由来の綺麗さがあります。
甘さも主張が強くなくて清らかな雰囲気。
原酒らしい旨みですが、
飲みにくい重たさや濃さは一切なくて、
後味には軽やかさが感じられるほどです。
純米吟醸としては香りが強くないので、
食中酒として活躍間違いなしです。
どなたにでもお勧めできる
嫌われる要素のないお酒。
冷酒でも燗酒でもお召し上がりいただけるそうですので、
さらに楽しみが広がります。
榮川さんの新商品。
きっとヒット商品になると思います。
今回最後のお酒です。。。
泉川(いずみかわ)純米吟醸
福島県:廣木酒造本店のお酒
こちらは昨晩メニューに追加したばかりのお酒。
久しぶりの入荷です。
製造元は飛露喜でもお馴染みの
廣木酒造本店さん。
今回のお酒も、コンスタントに出荷はされているのに
ファンがとても多く、常に品薄状態。
飛露喜と比較すると、
泉川は地元に優先的に出荷されているそうです。
使われている酒米は会津産の五百万石。
精米歩合は55%です。
滑らかで綺麗さがあり、派手さはさほどありませんが、
その分滋味深いおいしさでしっとり魅了するタイプです。
日本酒度と酸度が非公開だそうですが、
やや辛口の部類とのこと。
喉にかからず、
すんなりと入っていくような
飽きのこないお酒。
是非お召し上がりください。
今回は福島県の地酒をご紹介いたしました。
気分とお好みでどうぞ。