こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます。
臨時休業を挟みましたが、
本日から営業再開しております。
引きつづき
よろしくお願いいたします。
一昨日、二本だけですが、
地酒が新入荷いたしました。
左:亀の海 右:宮泉
一本ずつご紹介していきます。
それでは最初のお酒です。。。
亀の海(かめのうみ)
旨口純米
長野県:土屋酒造店のお酒
今回が初入荷の
長野県の地酒 亀の海。
長野県って、
海があったっけ?
と思って調べてみたら・・・
酒名の由来は、仏教の経典にある
『亀寿福海(誠におめでたいこと)』
だそうです。
深かった。
使用米はひとごこち。
精米歩合59%の純米酒です。
グラスに注ぐと
少しとろみを感じる柔らかさ。
旨味たっぷり間違いなし!と伝わる
芳醇な香り。
酸味の一瞬あとに甘味が現れ、
甘酸っぱい味わいへと、
瞬間ごとに変化していくスタート。
まるくて、
お口の中でも香りが広がります。
膨らんでいくというよりは、
グーーーッと下に向かって
深くなっていくイメージ。
奥深くなっていく過程の苦味は
口当たりの味と隔たりなく混ざり合って
マイルドです。
スッとキレて、
ほんわかと苦味が束の間残り、
スルスルと消えていきます。
後味はソフトな辛さ。
旨口純米という名前に違わぬお酒。
重たさはなく、旨味充分。
冷酒で試飲しましたが、
燗酒でもおいしい銘柄です。
もう一本のお酒です。。。
宮泉(みやいずみ)
純米吟醸 美山錦 生酒
福島県:宮泉銘醸のお酒
一年に一回しか出荷されない
ロット数の少ない稀少な銘柄。
当店が利用しているお酒屋さんでは、
一升瓶も720mlボトルも
既に完売していました。
使用されている酒米は
長野県産の美山錦。
精米歩合は50%の純米吟醸酒です。
少しだけ酸味の気配はするものの、
大人しめな香り。
ごく軽めですがシュワッとした
果実感のあるまん丸で
魅力的な口当たり。
苦味がそれほど間隔をあけずに加わり、
新たな味の層を織りなして
お口の中に広がっていきます。
そこから
ぶわっと膨らむというよりも、
ぎゅっと味が締まるような展開。
辛さをきかせて
スパっとキレます。
後味は辛口で軽快。
シュワッとした刺激、
とろ甘い果実感、
苦味~キレへと、
押しては引いていく波のように
一口ごとにリズムがあるような
味わいの流れ。
味があるタイプですが、
終始上質さを感じます。
寫樂でも人気の
宮泉銘醸さんらしい
綺麗でお米の旨味を感じるお酒です。
こちらは冷酒でどうぞ。
今回は
長野県から初めて扱う亀の海、
福島県から人気完売の銘柄 宮泉を
ご紹介いたしました。
気分とお好みで是非どうぞ。