ご覧くださりありがとうございます。
地酒のご紹介が滞っておりましたので、
引きつづき進めていきたいと思います。
今回は
7月7日(日)入荷分の4本のお酒を
ご紹介していきたいと思います。
左から
墨廼江・弥右衛門・亀齢・若乃井
それでは最初のお酒です。。。
墨廼江(すみのえ)
夏純米 大辛口
宮城県:墨廼江酒造のお酒
日本酒度:+10~13
酸度:1、6~1、8
久しぶりの入荷です。
宮城県の地酒 墨廼江。
今回のお酒は大辛口の夏限定酒。
使われているお米は、
麹米に五百万石
掛米に蔵の華。
精米歩合60%の火入れされた
特別純米酒です。
シャープさに
ほんのりとした果実感が合わさった香り。
ぶどうのような甘味と酸味が
爽やか且つフルーティー。
少しずつ苦味がきいてきて、
味に深みが増してきます。
ジワリと辛さが出てきて
バッサリと気持ちの良いキレ。
後味は辛さが心地よく残ります。
辛さは、
大辛口という名前に納得の辛さ加減。
飲み飽きせずに
飲み進めていただけると思います。
辛口好きの方は是非!
つづきまして。。。
弥右衛門(やうえもん)
純米 辛口
福島県:大和川酒造のお酒
日本酒度:+7
大和川酒造さんの人気の銘柄
弥右衛門の辛口の純米酒です。
使用酒米は夢の香。
精米歩合は60%です。
香りはスッキリとしていて
強くはありません。
かすかに発酵感を感じる
甘酸っぱい口当たり。
甘酸っぱいと書きましたが、
酸っぱ甘いの方がイメージには近く、
甘さ≦酸っぱさ
・・・という感想を持ちました。
その酸っぱ甘さのあとで、
純米酒らしい旨みが膨らむと共に、
苦味もゆっくりと加わってきます。
後味は大人なビターさで、
派手さはないものの、
食事をさらに引き立ててくれる味わいです。
味の厚みは程々ですが、
苦味や辛味がありますので、
メリハリと輪郭があって、
厚みをそれほど感じさせず、
飲みやすく仕上がっています。
辛口純米酒の
王道の食中酒。
地元飲食店さんでも
人気の一本だそうです。
つづきまして。。。
亀齢(きれい)
萬事酒盃中 純米酒
広島県:亀齢酒造のお酒
リピート率が高い
広島県の地酒 亀齢。
冷酒でも燗酒でもおいしく、
飲み飽きもしなければ、
あまり食べ物を選ばないところも魅力の
ありがたい銘柄です。
使われているのは、
麹米に八反錦、掛米に中生新千本。
精米歩合はどちらも80%です。
香りは控えめでスッキリ。
ややミルキーで山廃のような香味が
一瞬だけ鼻を抜けていきます。
シャープで超軽快なお酒。
旨みも重たさはないですが、
軽すぎることもなく、スッとキレて、
後味には甘苦さがほんのりと残ります。
お口の中でも
香りは控えめですので、
食べ物との相性は抜群。
良い意味で目立たず、
引き立て役になってくれます。
それでいて、ついつい進みます。
今回もおすすめです。
今回最後のお酒です。。。
若乃井(わかのい)
夏宝 特別純米酒 雪室貯蔵
山形県:若乃井酒造のお酒
日本酒度:+4 酸度:1、4
春夏秋冬と季節に応じて、
一番おいしいタイミングを見計らって
出荷される若乃井酒造さんの
季節限定酒から、
夏限定の夏宝を仕入れました。
使われているお米は
全量で美山錦。
精米歩合は60%の特別純米酒です。
香りは控えめおしとやか。
わずかに熟成感を感じます。
良い塩梅の丸み。
甘味と苦味が
綺麗に融合していて、
境目がありません。
旨みはボリューミーになりすぎず、
早い段階でスーッと引いていくような流れで
スムーズに飲み進めていただそうです。
日本酒をあまり飲み慣れていない方にも
召し上がっていただきやすいと思いますし、
どちらかというと女性に
気に入っていただけそうな雰囲気です。
お酒自体が
しっとりとしていて、
丸みがあって、
女性のような柔らかさを持っています。
最初の日本酒としてもおすすめです。
今回は4本のお酒をご紹介いたしました。
気分とお好みで
是非お召し上がりください。