こんばんは。
昨日はお天気がよく暑い一日でした。
思いっきり日焼けしそうな日差しで、
大物を洗ってもカラッとよく乾いて助かりました。
10月に半袖って変なのかな~?とか考えつつ、
でも自分が気にしてるほど他人から見られていないよな~と、
ちょっと自意識過剰気味です。
本題に入りまして、
特選地酒の飲み比べがご好評をいただいております。
ありがとうございます!
榮川酒造さんが送ってくださったグラスが良くて、
一杯の量が結構しっかりあるとのご感想もいただいています。
企画が始まって一日二日で、
早くもいくつか酒瓶が空になりました。
引き続き入荷予定ですので、
楽しみにしていただければと思います。
一昨日も地酒が新しく3本入荷いたしましたので、
今回はそれらをご紹介したいと思います。
左から
末廣・弥右衛門・山の井
それでは最初のお酒です。。。
末廣(すえひろ)伝承山廃純米酒
福島県:末廣酒造のお酒 日本酒度:±0 酸度:1、7
これまでにも数回仕入れたことがある銘柄。
『伝承』という言葉がインパクトがありますが、
蔵元さんが大正時代の初期から100年以上に亘って
代々受け継いで造っておられるお酒だそうです。
昔の人も同じお酒を味わっていたのかと思うと
何だかちょっと粋です。
使われているお米は会津産の五百万石。
精米歩合は60%です。
蔵元さんは
『酸味と甘味が入り混じるバランスよい山廃純米酒です』
と紹介されています。
今年のお酒がそうなのかもしれませんが、
山廃のお酒としてはあっさりとしているように思えます。
飲みやすいです。
飲み比べでご用意している真鶴も山廃のお酒ですが、
真鶴がフルボディだとすると、こちらはミディアムボディ。
同じ山廃でも軽快さがあります。
食中酒として地元でも重宝されているそうです。
いろいろなお料理に合いそうです。
是非お味見ください。
つづきまして。。。
弥右衛門(やうえもん)純米 辛口
福島県:大和川酒造のお酒 日本酒度:+8~9
野恩などを造っておられる大和川酒造さん。
若い杜氏さんが率いて頑張っておられて
辛口のお酒造りに定評のある蔵元さんです。
使われている酒米は夢の香。
精米歩合は58%です。
ポイントが『旨み』と『キレ』なのだそうです。
香りは穏やかで、落ち着いた口当たり。
その後すぐに出てくる旨みは伸び伸びとしていて、
お米の味が濃く風味豊かな味わいです。
終盤はドライで爽やか。軽やか。
グーーーっと伸びてパッと散るようなイメージ。
辛過ぎることのない、
味のバランスとマッチした柔らかい辛さのお酒です。
今回最後のお酒です。。。
山の井(やまのい)純米酒70
福島県:會津酒造のお酒
久しぶりの入荷。
当店では金紋會津の方が登場回数が多いかも知れません。
凛など人気の銘柄も醸造されている會津酒造さんのお酒です。
こちらのお酒を仕込まれる際、
今期は柔らかさと飲みやすさは残しつつも
お酒としての芯をしっかりと持たせることを
課題にしようと目標を掲げられたそうです。
常に磨きをかけ続けて、新しい試みを行い
お酒造りをされている蔵元さんですが、
『感じるままに飲んでください。』というのがメッセージ。
先入観なしで純粋にお酒を楽しんでもらえるように、
いろいろなデータをボトルには載せておられません。
調べると、
酒米のことや、こだわりの仕込み水ことなど
興味深いことが出てくるのですが、
蔵元さんの気持ちを大切にしておこうと思います。
私が作り手だったら吹聴しているであろう
こだわりと丁寧な造りです。
フルーティーさがありながら上品な強さの香り。
キリッとした酸味と辛さがあって
爽やかな一面もあるのですが、
ただいまご用意しているお酒の中では珍しく、
柔らかい甘みが印象に残る味わいです。
感じるままにどうぞ!
今回は飲み比べ用に選んだ
会津の地酒をご紹介いたしました。
同じ産地のお酒ですが、
色が違う3本です。
お好みをお聞かせいただければ
ご提案もできますので、
どうぞお試しください。
よろしくお願いいたします。