こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
夏のお酒は清らかさと軽快さ、柔らかさのバランスが良いものが多いイメージで、春夏秋冬のお酒の中で私は一番好きです。
日本酒を普段あまり飲まれない方や、日本酒を飲んでみたいと思われている方にもおすすめの季節です。
是非ご検討ください。
今回は、辰泉とこんな夜に・・・をご紹介いたします。
それでは最初のお酒です。。。
辰泉(たついずみ)特別純米 超辛口 一回火入れ
福島県:辰泉酒造のお酒
日本酒度:+12
毎夏仕入れる辰泉さんの真夏の!超辛口!
使われているお米は会津産の五百万石。精米歩合は60%の特別純米酒です。
コンセプトは「超辛口だけど それだけじゃない酒」。
スッキリとした上立香。
甘味はとても控えめ。
エッジがきいた酸味と辛さの融合が間髪入れずに訪れます。
この時点でシャープでとってもドライ。
アルコール度数はやや高めの17度。
クリアな旨味がある辛口のお酒ということもあり、重たさは0。
口の中での香りも極控えめ。
苦味もアクセントになっていて、輪郭がキッチリあり、しっかり締まって、潔くバスッとキレます。
後半は苦辛くてさっぱり。
冷たいうちに召し上がっていただくのがおすすめ。
暑さを吹き飛ばすキレッキレの辛口です。
もう一本のお酒です。。。
こんな夜に・・・(こんなよるに・・・)純米吟醸 山女 R4BY 生
長野県:株式会社 仙醸のお酒
信州産の美山錦が使われ、精米歩合55%で造られたお酒。
マスカットのような爽やかな果実感に軽くフローラルさが合わさったような上立香。
甘酸っぱい口当たり。
甘さはサラッとしていて、甘味≦酸味のバランスに思います。
そこに苦味が加わって、酸味が味を引っ張るように伸びていき、辛さが現れて合わさります。
香りは上立香のフルーティーさが主に口の中でも続きます。
濃厚な味わいで、味・香り共にたっぷりですが、苦味でキッチリ締まり、辛さをきかせてスマートにキレます。
後味には甘苦さが残り、辛さも太く、喉にあたたかさが続きます。
飲み進めるにつれて、酸味が強まります。
味がありつつ、酸味とキレの良さで軽快さも維持されています。
満足感の高いお酒ですが、親しみやすい飲み口で嫌われないと思います。
今回は超辛口の辰泉と芳醇なこんな夜に・・・をご紹介いたしました。
どちらもタイプは異なりますが、おすすめです。
気分とお好みで、是非どうぞ。